Blu-ray立ち上げの頃から発売予定になってました「V-music」シリーズの「海中遊泳」を購入しました。PS3を購入したときから気になっていたタイトルですし、過去にも何度か書いてます通り映画にあまり興味の無い私にとっては購入するタイトルは必然的に繰り返し楽しめる映像作品が多くなります。
ちなみに同じタイトルでDVD版も既発売ですが、正直なところ普及前(PS2発売前後)からパッケージメディアとしては既に画質には不満が出ていた媒体とHDTVに最高の画質を提供するために策定されたBlu-ray(HD DVD)とでは同じ内容でも価値が全く違います。DVDに比べ1000円程高いのは不満ですが、映し出される映像を見ると「まぁ1000円どころの差じゃないわな・・・」と納得してしまうのが妙に悔しい(笑)
一通り流してみましたが、全編に渡り40Mbpsが維持されています。ビットレートが低いと水の表現がボロボロになるのですが、さすがに40台で破綻は見られません。MPEG2は確かに今となっては最新のコーデックではありませんが、40Mbpsが維持できるBlu-rayならば最終的に画質を決定するのはソースの質次第だなと感じました。「海中遊泳」はNHKの映像ソースを使用しているだけあり、良質な機材を使用した素晴らしい映像が全編に渡って収録されています。さすがにNHKはHD映像に関しては一日の長をがあるなと実感しました。現在のBS/地上波デジタルの時代でもやはりNHKの映像クオリティは高いですからね。
勿論「V-music」と銘打たれているだけあって音楽も聞き逃せません。10ccやカシオペア等の音楽が美しい映像を彩ります。このあたりは映像の邪魔をしない絶妙な選曲だなと感じました。BGVとして流しているときは音量を下げているのですが、静かな音量でも音楽として違和感無く部屋に満たされている感じです。
本編の時間は43分と短いですが、何度でも繰り返して楽しめる作品です。
なお、V-musicタイトルとして他に「桜爛漫」「富士彩景」も同時に発売されてます。「海中遊泳」の出来に満足していますので他のタイトルも購入予定ですし、新しいラインナップにも期待しています。DVD版は既に12タイトル揃ってますので、Blu-ray版も順次発売されていくでしょう。