新年最初のCXは昨年12月23日に東京一ツ橋ホールにて開催された「ファン感謝デー」イベントにおける公開録画放送でした。

まず最初に音声須田、カメラマン阿部ちゃん、続いてAD井上が紹介されながら舞台に登場していくのですが、正直このあたりの演出が若干やりすぎで「ズレ」ていると感じました。同様に番組スタッフが時折出役として登場している「ガキの使い」のような「絶妙なやらされてる感(※)」が伝わらないので、私には嫌味に感じてしまいます。

舞台上は会議室テーブルの左に50型程度のワイドTV、右側にはプロジェクタからおよそ220インチの映像が投影されてました(有野の身長180cmから算出)。そこに有野の顔が映し出されていたのですが、プロジェクタは4:3でワイドTVは16:9になります。しかしワイドTVではそのまま画面を横に引き伸ばして映し出していました。他の番組の事は知りませんが、TV番組制作に関わるプロが集まっている場で「これはオカシイ」と誰も思わなかったのでしょうか?サイドバーを映したくないのなら大型4:3TVを用意すればいいだけです。

相変わらず前置きが長くなってしまいましたが、ようやく「マイティボンジャック」の公開ゲームプレイが開始しました。残33機の12面からスタートするも有野・AD井上両名ともに精彩を欠き、残21まで減らしたところで助っ人浦川登場。久々の登場ですが、今でも当番組のADなんでしょうか?その浦川も若干緊張しながらも持ち前のセンスで美技を見せながら13面まで進めたところで有野にチェンジ。しかし場の雰囲気と焦りから残機をどんどん減らしていきます。

ここで会場から助っ人を募集するも番組的配慮からかボンジャックが発売された時代には生まれていないであろう少年をセレクト。勝手にプレイして勝手に死んで、結局名乗りすらせずに勝手に去っていく現代っ子ぶりは苦笑するしかありませんでしたが、次にセレクトしたのも9歳の少年。助っ人募集のはずが「全然プレイしたことが無いけど行けるだろう」的なゆとり教育の賜物としか思えないクソガキぶりには最早苦笑すら出ない。さすがに懲りたのか次の2名はそれなりの年齢の方でしたが面を進めるには至らず。結局は残機一桁の状態でプレイヤーは井上に、そして最後は有野に託されるも無念のゲームオーバー。

会場はここで一旦休憩を挟み、その間に無限増殖を開始して2回目の挑戦に移ります。しかし、時間のかかる無限増殖ですので、TBS「リンカーン」の巨大シリーズのように失敗時に備えて別のファミコンで無限増殖を予備で行っておくぐらいの手際の良さが欲しかったですね。

別イベントを挟みながら残13機で再開。再開後は気合が入ったのか13・14面を調子よくクリア、15・16面も若干減らしながらも8機残して最終面手前まで到達しました。苦労しながらも観客からのアドバイスもあり残2機でマイティボンジャック最終面にたどり着きました。最終面は若干の休憩を入れてからプレイして無事クリア。おめでとうございます。

でも、ひとこと書いてよかですか?「ゲームはそこまでしてやらんでもよかですとよ」

昔は関西でもゲーム関連のイベントが多かったのですが、今は殆どが東京開催のみになってます。カプコン・コナミ・任天堂と関西にも有力なソフトベンダーがありますし、関西人の有野のプレイを是非とも関西の舞台で一度見てみたいと思います。

※ 日テレ「ガキの使い」のスタッフはほぼ全員が「外車」を乗り回すような「社会的成功者」の集まりだが、番組内では「やらされてる感」を撒き散らしている為に嫌味な感じに映らない。