GDC2007のスクウェアエニックスセッションにてFF12のワークフローや開発ツールの解説が行われました。スクエニの大規模かつ長期間におけるゲーム開発のノウハウは一般のゲームファンにおいても興味深いところです。

しかしPS3ウォッチャ(笑)の私が一番興味を持ったのは「FF12の開発環境はFF13のフルHD環境に対応すべくシフトしている」との発言。PS3なら1080pは当然とは思ってましたが、もしかしてFF13も720pなのか?と不安に感じてた部分がスッキリ解消された気分です。フルHDはPS3の特権ですからね。

記事を読むだけでも、スクウェアエニックスの開発能力の高さを感じ取ることが出来ます。いかに大規模なプロジェクトを効率的に管理しながら納期に間に合わせていくのか。ますます肥大化するソフトウェア開発において高い品質を均等的に作り出せる環境の構築、他セクションとの情報連携等がより重要になってきます。これはゲームソフト開発に限った話ではありませんよね。でもまぁ個人的には「FF12はプロジェクト管理を失敗した」と思っているんですけどね(笑)若干矛盾していますが。

カプコンはマルチタイトルの各ハードに最適化させるミドルウェアを開発したとの事ですし、現時点の「PS3のマルチタイトル=イマイチ」と言う認識も近いうちに解消されていくものと期待しております。しかし、中小ソフトハウスにとっては「高機能な内製ツール」の確保は大変なのではないでしょうか?国内ソフト開発がDSに偏っているのもハードが売れているからと言う理由だけではないでしょう。

世間一般的な認識とは逆に、私はPS3は「コンパクトなゲーム」に最も適したハードだと思います。BD-ROMの大容量、最高水準の映像能力や処理能力は「使い切る必要は特に無い」訳ですし、操作デバイスは世界的に普及したPS2標準コントローラを踏襲したものです。また、ダウンロード販売をする場合でもHDD内蔵ですから容量を気にする必要が少ないというメリットもあります。

使いやすくて高機能なミドルウェア等開発環境の早急な充実が現状を打開する為の方策の一つでしょう。

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070310/gdc_ff12.htm