春頃に入手して最初の1時間程度はプレイしていたのですが、そのまま軽く数ヶ月放置していました。会社の同僚から同じゲーム(その時点で3rdでしたが)をプレイしていると聞き、放置していた事すら殆ど忘れかけていましたので盆休暇を利用してプレイを再開しています。

操作はSSで1997年に発売されたグランディアを少し思い出させます。LRボタンでのカメラ操作はFF11方式(右スティックでカメラ移動)に馴染んだ身としては本当に久々で、最初は戸惑いましたが直ぐに慣れます(昔を思い出すとも言う)。PCゲームですからアナログ2軸パッドを前提とする作りは難しいのでしょう。

話は王道系で基本的にプレイヤーは主役キャラを操作するだけ。PC版は声無しでテキストとポリゴンムービーにて物語は演出されていきます。最近の演出過剰なコンシューマRPGに慣れてしまうと物足りなく感じるのは事実ですが、そこはPC用で和風RPGの歴史を作り続けてきた日本ファルコムらしい手馴れた仕事を随所に感じさせます。

しかしここまで真面目に且つ丁寧に作られた和風RPGをプレイしたのは久しぶりです。

物語の序盤で主人公達が学生劇の登場人物を演じる場面があります。適当に端折っても誰も文句を言わないであろう劇中劇を最初から最後までポリゴン活劇で演出しきってしまいまう場面には思わず感嘆してしまいます。劇中劇のシナリオは定番で目新しさまではさすがに感じませんが、しっかりと構成されており見ごたえがあります。これを適当に作ると「無駄に長い」と批判されるんですよね・・・。

ゲーム作りの丁寧さは他にも随所に感じ取ることが出来ます。日本ファルコムと言えば木屋善夫らの個に長けたクリエイターを多数輩出しながらも、創り出すゲームは真摯で丁寧なイメージがありました。若干の古さを感じさせながらも良き伝統は今でも継承されているようです。

ちなみに「英雄伝説 空の軌跡」シリーズはFirstChapter(FC)とSecondChapter(SC)までがPSPに移植されています(SCは9月発売)。WIN版は今年6月にthe 3rdが外伝的作品としてリリースされています。

PSPは表現能力も手ごろな携帯ゲーム機ですが、そろそろ据え置きハードによる本格的コンシューマ作品も見てみたいものです。正直な部分PCゲームの利益構造を考えても完全オフラインゲームをPC用ソフトとして販売するのはリスクが大きすぎるのでは?と考えてしまいます。これだけの良作を開発できる日本ファルコムのような名門にはもっと相応しいステージで稼いで貰いたいと思ってしまう訳です。