北米は充実のデモ4本セット、時間は少ないですが気合を入れてプレイしました。
・Skate Demo
EAのスケボーゲーム。少し前にトニホのデモをプレイしましたが、私はこちらの方が面白いと思いました。映像も若干アプコン気味ですが1080pですし。デモではチュートリアルプレイになりますが、操作の説明をしてくれますので初心者にとっては嬉しい限りです。操作に慣れてもらうと言うのも体験版として有用な方法なんだなと再確認しました。
で、トニホよりも確実にコケます。変な転び方をすると首がおかしな方向に曲がったりしていますが、転んだときに画面がセピアトーンに変わるのが妙に笑えます。まぁどちらかと言われたら間違いなく私はEA作かな。
・Stuntman:Ignition Demo
タイトル通りカースタントのゲームです。体験版では炎が上がるシーンを駆け抜ける面と雪面を走行する2面がプレイ出来ます。アイデアは面白いと思うのですが、画面上の走行に関する説明が理解し辛くて速攻で「カット!」されてプレイを中断させられてしまいます。英語のヒアリングが出来れば少しは違うんだろうけどなぁ。
あと今時のHDゲームとしては映像的にはかなりレベルが低い部類です。最近の車ゲーム関係ではGT5Pの「次元の違う作り方をしている」としか思えない映像美を見せ付けられているのも大きいとは思うのですが、それを差し引いてもイマイチです。アイデアをもう少し判りやすくしてプレイヤーのカタルシスに繋げられるようになったら「化ける」ゲームかも知れません。
・SEGA Rally Revo Demo
昔のセガラリーそのままでしたね。北米スタジオ制作が影響しているのかどうかまでは断言できませんが、全体的にシャープさに欠ける印象です。残念ながら映像以外の部分は10年前から全く進化していないようにすら感じます。国内セガ制作のPS3ソフトは新機軸や新しいアイデアを盛り込んだ意欲作が目立つだけに残念な出来です。
・NBA 08 Demo
こちらはSCE制作のNBAソフト。EAの「NBA LIVE 08」が手馴れた作りで安定しているだけにライバルとして出来が気になります。EA「NBA LIVE08」に対するアドバンテージは1080pを最大限に活かした映像です。見る限り完全にフルHDネイティブの映像で、まさに「高精細」と言う表現がピッタリです。ただプレイヤーのモデリングや動きは若干EAに譲る部分があります、ポリゴンプレイヤーはきめ細かですが蝋人形のようなんです(笑)
またEA「NBA LIVE08」はNBA中継をイメージした雰囲気作りを徹底しているのでエンタテイメントとしてのNBAに慣れ親しんだファンには受け入れやすいでしょう。ライセンスとかの兼ね合いもあるのかもですが、この辺りがEAの「手馴れた」部分でもあるのでしょう。逆にSCE「NBA 08」は映像も音楽も独自の雰囲気を醸し出していますので、NBAファンとしてはEAが若干有利かなと感じました。
それでもフルHD映像は素晴らしく魅力的ですので、来年は更に期待できそうな作品です。個人的にはSCEにもフルHD対応のサッカーゲームを出して欲しい所ですけどね。プラットフォームホルダーがサッカーゲームを本気で作ったら結構面白い事になりそうなんですけどね。
少し駆け足でプレイしましたが、「Skate」が結構面白かったですかね。時間が出来たらトニホともう一度比較してみたいところです。相変わらずEAが積極的に体験版を出してきていますし、夏以降の作品はどれも好感触です。ハリポタやSkateのように1080pに挑戦しているソフトもありますし、来年当たりの「FIFA 09」あたりはフルHDが期待できるかもしれません。
しかし車関係のゲームはGT5Pで軒並み評価が下がってしまいます。あれはエグイわ(笑)