公式にPS3ソフトの新CMが数本掲載されています。「みんなのゴルフ5」2本と「RISE FROM LAIR」1本です。事前に掲示板での不評の嵐を読んでましたので、実際に見た感想としては「それ程悪くない」と逆に感じてしまいました。まぁ私は民放地上波を殆ど見ない人なのでPS3のCM自体を見る機会が少ないのですが、CM単体としては良く出来ていると思います。

ただ、SCEのCMは初代PS時代から変わっていない「凄くないものを凄く見せる手法」です。結果としてイメージ先行CMになってしまい「ゲーム画面が少ない」事に対する批判が多くなっています。私は30秒CMならイメージシーン10秒+実機映像20秒と言うのも有りだと思いますが、15秒CMでイメージ10秒+実機映像5秒、30秒CMでイメージ25秒+実機5秒ではさすがに短すぎます。

PS3の最大のアピールポイントが「映像の凄さ」なんですから、一般層への訴求効果を求める地上波CMに関しては「凄い映像」を満載する方が効果的ではないのか?と思うわけです。我々ゲーマー以外の層に興味を持ってもらう為にはそれが一番でしょう。

「凄いものを凄く見せる」ことに抵抗があるのでしょうか?

「①新しいPSが発売された、何やら凄いらしい」⇒「②何が凄いのか?」これが1年前です。現実には②の部分を一般層にアピール出来ないままで発売後1年が経とうとしています。しかし今のCM戦略を見ていると、まるで「PS3の凄さは既に皆が知っている」とSCEが勘違いしているのでは?と余計なお世話であることを承知しながらも危惧してしまうのです。

でも、会社のOL(20代後半)あたりは今でもPS3やBlu-rayの存在を知りません。ようやく最近DVDプレイヤーを入手して映像に感激していると聞いた時には愕然としました。悲しいことですがこれが一般層の実態でしょう。彼(彼女)らは大手量販店のゲームフロアでPLAYSTATION.TVを食い入るように見たりはしないのです(笑)

CMいろいろ
http://www.jp.playstation.com/psworld/movie/

・余談
実は最新CM集ページ右側の「ギャラクシーフォースⅡ」のムービーが一番興奮したのは内緒。360度回転筐体(R360とは別)は格好よかったなぁ、まぁゲーム内容は名作「アフターバーナーⅡ」には遠く及びませんが筐体込みで印象深い作品でした。大阪で伝説の体感筐体に乗れるゲームセンターはもう存在しないでしょうね・・・。体感筐体については別途記事にしたいと思います。

R360秘話
http://www.sega-mechatro.com/mtv/pm/pm03.html