ようやくクリアしました。
先ほどまで他の人のブログ等を解禁して閲覧していたのですが、やはり皆さん好印象ですね。どうしても10年前の作品のファン限定と言う事で年齢層も高いでしょうし、「判った上で」楽しんでいる人が多くて安心しました。売れ行きも好調みたいですし、FF7リメイクへのきっかけになってくれたら良いのですが。

さて、昨日で相当終盤まで進めていたのですが、ラスト直前の中ボスに全く勝てない状況が続きました。明らかにレベルやステータス強化が不足していると感じましたので自らを鍛えなおして再挑戦、それでも結構苦労しましたね。例えるならば初代ストリートファイター体感筐体版でのアドンのような強さです。

実質的なラストバトルを終了すると長時間のイベントシーンに入ります。勿論これがお目当てですからモニタ出力をTVから液晶に戻して美しい映像を堪能しました。正直、TVモニタで見ていたらここまで記憶に残らなかったかも知れません。映像の力はやっぱり偉大だわ。

【良かったところ】
実に良い物語・良いゲームだったと思います。
事前にプレイヤーは結末が判っている状況で、物語の隙間を埋めるシナリオ制作は簡単なものでは無かったでしょう。特に終盤からラストにかけてのザックスの「思い」が実に無理無く自然にプレイヤー(私)に浸透してきます。これはオリジナルFF7を手がけた野島さんの秀逸なシナリオと、演出にゲームシステムを上手く織り込んだ素晴らしい成果です。

戦闘システムに関しても過去の記事で若干の不満を書いてはいるものの、ザックス一人だけを操作キャラとして設定し、尚且つプレイヤーを飽きさせないシステムの答えとして、シビアすぎないアクション系RPGを選択したのは正解だったと思いますね、ソロのコマンド系RPGは単調になりやすいですから。特にボス戦は全く気が抜けない緊張感が楽しめます。システム全般に関しても画面レイアウトやフォントを若干改善すれば文句はありません。

後はゲームクリアには直接影響しないやりこみ要素の豊富さ。私は少ししかプレイしませんでしたが、ミッションやマテリア・アイテム合成もハマればどれだけ時間が掛かるのか判らないボリュームです。

【イマイチだったところ】
残念に感じたところも書きます。携帯ゲーム機でリリースする意味が殆ど無かったように感じたことです。PS2で出した方がプレイしやすかったと思いますし、今では大容量とは言えないDVDも一層でUMDの4倍近いボリュームがあります。イベントシーンでももう少し声を入れて欲しかったところですから、PS2あたりで完全版を出しても良さそうに感じました。

とは言え、何度も書いている通りPSP液晶の性能は今なお美しさだけで感動を与えるレベルを保っています。PSPでリリースしたからこそCCFF7が単なるスピンオフ作品の範疇に留まらない良作へと押し上げられたのかも知れません。

【その他】
ザックスの声は最初は「微妙」だと感じていましたが、後半のイメチェン後はガラリと演技が変わりました。リュウタやシンのような子供っぽい声しか知らなかったので意外でしたし、全体を通して凄く良かったと思います。Gacktはもうあの容姿と声がセットでの演技ですから、反則と言えば反則だし有りと言えば有りです(笑)が、私は嫌いではなかったです。しかしアンジールの声が井上和彦さんだとは知りませんでした。ジェリドの声しか出来ないとばかり思ってました、失礼。ちなみにザックス・シスネはシン・ルナマリアコンビでもありますね、意図的か?「その他」ではなくガンダム系声優話になってしもうた。

後は来年発売予定のBlu-ray「アドベントチルドレン」を観て、年内リメイク発表(希望)のPS3版FF7を心待ちに出来たら良いのですが(笑)

過去のCCFF7プレイ記事
http://mandom.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/psp_ff7_916_eec7.html
http://mandom.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/psp_ff7_718_c034.html
http://mandom.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/psp_ff7_106_67fb.html
http://mandom.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/psp_ff7_107_cf2b.html