正式に「ダビング10」に決まりました。ダビングとコピー、意味の違いはあるのかな?と軽く調べてみると基本的な意味は同じですが「ダビング」は録画・録音媒体を複製する行為に限定されるようです。

名称はどうでも良いのですが、今回の新情報では目新しい情報が含まれていました。「ダビング10対応番組のアナログ出力はダビングフリー」です。

これが実現すれば、私が以前から「ダビング10への最大の不満」として述べていた、世代間コピー不可によるコンテンツ消失の危険性が少しは回避される訳です。残しておきたい番組はS端子等で出力して、DVDレコーダやPC用キャプチャボードで受けることが出来るはずです。まぁ説明映像がコンポジット端子になっていたのが気になりますが(笑)

この仕様で満足する人は少ないのかも知れませんが、JEITAとしての最大限の妥協とも取れます。アナログの使い勝手のよさが少しでも継承されれば嬉しいことです。

※以下追記 10/10
上記の記事は寝る前に書いたものです。朝起きてから再度JEITAの公式を読み直してみたのですが、「アナログダビング」時に孫コピーが解禁されるとは記載されていませんね。
あくまでも「劣化前提でも孫コピー可」ならばJEITAの英断だと思ったのですが、子コピーのみがアナログに限っては回数制限解除と言うのでは全く意味がありません。ラバー風に言うならば「できの悪い子供はそんなに要らない」でしょう。回数制限解除に関しても、アナログコピーは実時間で再生した映像を録画機器で受けるだけなんですから、回数制限するなら再生回数を制限するようなものです。

ちなみにアナログダビングの場合でも孫コピー不可を前提として考えますと、「ダビング10」規格のアナログ出力信号はCGMS-A(コピーワンス)信号が付加されると思います。

何だか少しテンション下がってきました(笑)

JEITA公式リリース
http://home.jeita.or.jp/ce/about/committee/03_contents/dubbing10.html

インプレス
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071009/jeita.htm