ワンダー氏が「出そうと思って」いた、求めやすい価格のHD DVDレコーダが発表されました。発売時期は12月中旬、予想実売価格は10万円以下との事です。

まぁ既にBDレコーダを購入したばかりですし、HD DVD製品を購入する予定は無いのですがレコーダ単体としてみるとバランスよく製品として纏めたと思いました。HDD容量が300GBと言うのは若干少なめですが基本はAVC圧縮を前提とした使い方が推奨されるのでしょう。

AVCエンコード機能に関しては「47段階の画質レート」を用意する等、東芝らしい高機能ぶりで魅力的です。この辺りはDVDやHD DVD等の低容量メディアを推さざるを得ない東芝の工夫なんでしょうが、来年のSonyやパナの製品にも是非とも反映して欲しい要素です。※現時点ではAVCモードで直接録画が出来ません。後日アップデートで対応との事。

また、DVDメディアにTSデータを記録することも可能との事で、どれだけ実用性があるのかはともかくDR素材をDVDに保存出来るのは面白い機能です。ただし、この機能も「配布性」が確保されないと東芝の自己満足でしかありえません。今後のBD陣営から「HD Rec」対応DVDプレイヤーが発売される可能性は低いでしょうし、この辺りは少数派陣営の厳しいところです。

残念だったのはHD DVD記録機能が全く進化してないように感じたところです。現時点で発表されないところを見ると等倍速ドライブどまりのようですし、低容量+低速では使い道がありません。これならパナのDVDレコーダのようにHD DVDを外して3万ほど値段を下げた方がまだ売れるのではと思われる部分です。

個人的に一番気になったのは従来の「RD-A600/300」が現行製品として継続発売されると言う事です。「HD Rec」対応の上位機種は来年の「X7」までお預けと言う感じなんでしょうか。本製品の発表&発売がBD陣営に対しても遅すぎますし、後だしジャンケンは魅力的な製品でないと勝ち目は無いのですけどね・・・。

最後に、ワンダー藤井氏の「ヒント」の使い方は少し変だと思いました(笑)

Pileweb
http://www.phileweb.com/news/d-av/200710/31/19724.html

インプレス
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071031/toshiba1.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071031/toshiba2.htm