XEL-1が到着して2日目です。新しいHDMIセレクタのお陰もあって昨日のように映像ソースを切り替えるたびにケーブルを抜き差しする必要も無くなり、完全に生活の一部に溶け込んでしまいました。

・PS2ソフトも甦る
唯一所有しているゼノサーガⅢをプレイしました。元々PS2ソフトでもイベントシーンはレベルの高いソフトでしたが、PS3のスムージング機能とXEL-1の発色の良さで完全に甦りました。プレイしていないPS2用RPGソフトでも買ってみようかなと思いました。しかし起動や終了のたびに無線コントローラが切断されるのはなんとかならないのかな?

・USB機器再生機能
調べると直接XEL-1でHD映像を再生するためにはMEPG2-TSデータが必要との事です。ただし私が使っているエンコードソフトではTSデータは作成できません。と言いますか大半のソフトがTS未対応ですな、何故か。DLNA機能もTVersityが認識されないと使い物にならないのでXEL-1で直接動画再生については、現状は諦めています。PS3のDLNAが柔軟だし、DIVXに対応すれば使い勝手は更に増すでしょう。

MPEG2-TSの再生に対応との事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071015/xel1.htm

・ヤマダ電機では設置場所が悪すぎる。
近所のヤマダ電機「LABI1なんば」に置かれているかどうかを観に行きましたが、TVコーナーとはかけ離れたレジ横に設置されてました。折角テレビコーナーには客がたくさん群がっているのに、XEL-1は完全にスルーされていて悲しくなりました。まぁ店側としても在庫が無い商品のデモンストレーションなんぞ迷惑なんだろうなぁとは思いますし、液晶TVコーナーの隣になんぞ設置したら売れ筋商品のイメージダウンになってしまうかも。

・画質等々について
「神画質」と書くのは簡単ですが、未所有者に理解してもらうのはなかなか難しいものです。2chやブログを見ていても液晶やプラズマTVとの比較写真は数多く掲載されています。XEL-1の画質に感動して「この素晴らしさを伝えたい」と言う気持ちだけは伝わってきます。しかしデジカメ写真をPCディスプレイで見た時点でXEL-1の良さは完全にスポイルされています。

更にネットに蔓延している捏造情報に振り回されすぎた影響で「本当に公平な条件なのか?」と言う疑いすら沸いて来るのは仕方ない事です。最近では「アサシンクリード」のPS3/Xbox360比較画像は捏造まがいの酷いものでした。

画質に関して私見を述べておきます。有機ELと言うよりはXEL-1の絵作りは見栄えが良く素晴らしいものです。しかし、サイズや重量の影響で進化を止めざるを得なかったHDブラウン管が今もなお技術研鑽されていたら同等以上の画質になっていたと思います。有機ELディスプレイはHDブラウン管の画質を継承した超薄型デバイスとして11型からのスタートを切ったとも言えるわけです。

これは最初から大画面薄型ディスプレイとして華々しくデビューしたプラズマとは逆のアプローチです(高精細化が難しかっただけでしょうが)。出だしのプラズマはインチ単価が2.5万円以上で、実質XEL-1はプラズマより若干安いだけです。しかし11インチで実用的な商品として尚且つ20万円と言う「初物」にしては格安な価格で登場させたことにより身近な印象になったと感じています。

プラズマが今の価格に落ち着くまでに10年近く掛かっている訳ですが、有機ELは相当に早くサイズアップして価格もこなれる可能性があります。以前も書きましたが、次は720p専用のディスプレイを出してくれたら買ってしまうかも(笑)