別段マルチタイトルに関しては「必要悪」程度だと考えているのですが、ハード黎明期にソフトハウスが苦労しながらもゲームソフトを産みだしていくのを見守るのは今しか味わえない楽しみです。おそらく1年後にはソフトハウスも各々のノウハウを蓄積して不満の無いレベルのソフトを作り出してくるでしょうし。まぁ折角買ったソフトがバグだらけだと笑うに笑えませんが、今では致命的な不具合はオンラインパッチで対応できますからね。

「CALL OF DUTY 4」「Assassin's Creed」
同時期に発売されたマルチタイトルでありながら、ソフトウェアの出来では明暗を分けた結果になりました。COD4に関してはPS3/Xbox360版の双方とも問題ないレベルであり、更にPS3版のほうが出来が良いとの評判です。それもそのはず、ACTIVISIONは両ハードを別々のチームで開発させているのです。そりゃお互いのハードを活かしたゲームが出来上がりますよね。

対するアサクリは辛うじてXbox360版に併せて同時発売できましたが、ゲームとしてはともかくソフトウェアとしてはお粗末としか言いようがない状況です。発売前から「メモリがメモリが」と言い訳していましたからねぇ。UBIの場合はマルチを前提に同時開発を行っていると予想されます。

本来であればACTIVISIONのマルチ制作手法は、品質こそ確実に向上するにしても邪道とも言えるでしょう。単純に倍のコストが掛かっているのでは無いでしょうか、ACTIVISIONのような大手ソフトハウスだから出来ることではありますが。

「FIFA08」
個人的に気になるのはEAです。「FIFA08」「ハリーポッター」を見た感じでは今年の夏以降はマルチタイトル作成のコツを完璧に掴んだと思うのですが、ACTIVISIONのように別々に開発しているのでしょうか?もし、ほぼ同一チームによる平行開発だとすると本当に驚異です。

「Devil May Cry 4」
カプに関してはモノが評価できる段階にならないとコメントする気にもなりません。しかしDMC4のPS3版は悪くないようで、COD4同様にPS3版の方がグラフィックの質も高いとの事です。カプは確か春頃に「マルチ開発のノウハウは確立した」とコメントしていた訳ですが、豪語するだけの事はあったのかも知れません。国内で最もマルチ開発に積極的ですから、「スト4」等の展開も気になるところです。

最後にカプ以外の日本国内大手ソフトハウスの現状について主観を書いておきます。
・コナミは「ウイイレ2008」でマルチタイトル開発に失敗しました。
・バンナムはどちらかと言うとWii/DSに注力しています。
・セガはマルチよりは単一ハード展開に積極的です。
・スクエニはハードが普及するのを待ってじっくり開発しています。

このように書いていると各社の考え方や戦略は本当にバラバラですね。2008年には各社がどのように方向に向かっていくのか、今から楽しみです。