今なお好調なセールスを記録している「ウイニングイレブン2008」から遅れること1ヶ月、ようやくライバルの「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」日本語版が12月20日に発売されます。私のようなウイイレ2008に危険な香りを感じて回避し、「FIFA 08」に期待していた極少数派が待ちに待っていた発売日です。

さてエレクトロニック・アーツ「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」の隠れた売りが「BE A PRO」モードによる最大5vs5人のオンライン対戦です。「BE A PRO」とはプレイできる選手を固定して操作するモードのことで、あくまでも俯瞰でピッチを見ながらボールを中心に選手を切り替えながらプレイする従来の「サッカーゲーム」とは全く違ったプレイスタイルになるでしょう。仲間との連携の為にヘッドセットが必須かもしれませんね。

北米や欧州では9月に発売されている「FIFA 08」ですが、日本版は発売と同時に5vs5のオンラインモードが実装されるとの事です。しかも世界中のプレイヤーと戦う事が出来るのですから実に楽しみです。

注目はオンライン機能に集まりがちですが、「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」の日本版は発表当初では予想していなかったサプライズ要素があります。サッカーゲームの実況・解説機能は今や当然ですが、「FIFA 08」日本版の実況・解説はスカパーでおなじみの西岡明彦さんと、今や日本代表監督に復帰された岡田武史さんなのです。発表された9月時点ではさすがに日本EAの方もこのような状況は予想していなかったでしょう。

個人的主観ですが、西岡さんは地上波の絶叫しか脳の無いスポーツアナウンサーの誰よりも安心できるサッカーアナウンサーですし、岡田さんは代表監督のイメージとは裏腹に理知的でありながらもサッカー解説を楽しむ姿勢で好感が持てる解説者です。

前述の通り日本ではウイイレ2008が好調です。「FIFA 08」がどれだけセールスに食い込めるのかは判りませんが、独自のオンライン機能、日本代表監督の解説等々アピールする武器は多々ありますし、肝心のゲーム部分は実のところライバルに圧勝していると私は感じています。宣伝次第では売れ行きも期待できそうなんですけどね。

公式
http://www.japan.ea.com/fifa08/
ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0712/13/news133.html
電撃
http://www.dengekionline.com/data/news/2007/12/14/1581d507d5d7c6818e6a203137218a12.html