SCEの平井社長はPS3の当初計画「2007年度中の1100万台販売」の達成を確信しているとのコメントが出ています。勿論本音の部分は判りませんが、現実的な数字で考えてみます。
10月末時点の台数が約700万台であることから考えると会計年度までは5ヶ月で、目標の1100万台までは400万台であることから、販売目標は1ヶ月80万台で1週にすると20万台になります。

目標に対する現時点の週間販売台数は北米:10万台/日本:4万台。欧州は不明ですがホリデーシーズンの勢いを維持できるならば十分に達成可能な数字とも言えます。加えて平井社長は北米におけるBDソフト5本バンドルも要因にあげています。

PS3ラバーの個人的見解としては「完全に軌道に乗ったBD戦略の中核であること(Sony以外からも有形無形に支援されているのが大きい)」「Xbox360とのマルチではあるもののソフトリリースが順調に展開されていること」「SCEを中心としたハイレベルな専用ソフトが楽しめること」がほぼ確約されている現状になんら不満は無かったりするのです。

むしろXbox360が北米で好調なのも対Wiiを考えるとHDゲーム市場への移行が順調に進んでいると考えることも可能です。日本国内でも2011年に向けてそう遠くない時期にHDゲームが主流になる事は容易に予想できます。

そのためにもSCEとしては今以上に高い品質のゲームソフトを潤沢に提供しておく必要があります。それが後々の強靭なバックボーンになるのですから。

http://www.ps3fanboy.com/2007/12/16/hirai-expecting-11-million-console-sales-by-fiscal-years-end/