前述(ブログの並びではこちらの方が先になるのか・・・)しました通り「ガンコン3」は実に満足度の高い銃デバイスで周辺機器マニアとしても必携のアイテムと言えるでしょう。しかしどれだけ完成度の高いデバイスでも使えるソフトは現状では「タイムクライシス4」一本のみです。唯一の対応ソフトが面白くなければ何の意味もありません。

【ゲーム編】
さて「タイムクライシス4」ですが、ゲームの本編は「アーケード」と「フルミッション」に分かれています。「アーケード」は文字通り業務用本編をHD映像に描き直したモードで、「フルミッション」はアーケード版に「ガンコンFPSステージ」が追加されたTC4の目玉とも言えるモードです。

最初はアーケードをプレイしました。私は業務用TC4は未プレイですが、久々に業務用移植ゲームたるソフトをプレイしました。「あぁ、アーケードってどうしてもイベント端折るよなぁ」、最初の感想がこれです。インカムで利益を上げる業務用ゲームですので導入部分のイベント等が家庭用ゲームに慣れてしまった身としては異常に短く感じてしまうのも仕方ないでしょう。昔は「業務用完全移植」を凄く有り難がっていたんですけどね、私も。ゲームとしてはサッと入れて遊べるのでストレス等はありません、この辺りはさすがに手堅い作りだなぁと感心させられます。

【目玉:フルミッション】
アーケードを少しプレイした後でお目当ての「フルミッション」に突入しました。こちらはコンシューマ用ですのでイントロ部分もしっかりとイベントがあります。イベントが終了するといよいよ「ガンコンFPSステージ」が始まります。

操作方法は左グリップに付いているスティックで移動、右スティックで視点移動、そして銃口を向けて敵を狙い撃っていきます。私がFPSで一番苦手とする右スティックによる照準操作をガンコントローラに委ねた訳です。後はリロード、ジャンプ、しゃがむ、ズーム等が出来ますので一般的なFPSと大差はありません。

30分ほどプレイした感想です。
「これは自動車ゲームにおけるハンコンみたいなものやね」

まぁ当たり前な表現ですが、要するにそれだけシックリ来る操作感という事です。FPSがこれほど面白いと思ったのは初めてです。まだ序盤のステージですので難しくは無いのですが、移動しながら周囲を見回し敵が出てくれば銃口を向けて撃つ。今までは自然に出来なかった操作が、ガンコン3の力を借りる事により違和感無くプレイすることが出来るようになりました。正直、「ガンコンFPSステージ」の為だけに買っても損は無い楽しさです。

ただ、後述しますが映像的には相当にレベルが低いし全体的に単調ですので、COD4やUT3のような北米の最新FPSタイトル等と比較すると見劣りします。デバイス編にも描きましたがこれらのハイレベルFPSタイトルをガンコン3で遊べたらなぁとも思うわけです。

【勿論悪いところもあります】
一番最初にあげなければいけないのは「グラフィックの拙さ」です。一応720pのHD品質で描かれていますが「まぁこんなものだろ」程度に作った映像は現時点の次世代レベルとはかけ離れています。勿論業務用というベースがあるので仕方ない部分もありますが、どうせ作り直すならばPS3の性能をもう少し発揮して欲しいと思います。
ライバル機の専用タイトルはそれなりに美しいとの評判ですので、何かとMS寄りと思われがちなバンナムはやっぱりPS3専用タイトルに力を入れないようにしていると思われても仕方ありません。

次はキャラの荒さです。アーケードの主役二人にPS3版に追加されたラッシュ大尉を見た時に感じた事は「荒いなぁ」です。これも業務用の世界観を踏襲しているのでしょうが、日本向けとしては「荒い」し、北米向けにしても逆に「薄い」のです。北米ゲームキャラのバタ臭さは尋常じゃ無いですよ(笑)

【最後に】
取りあえずバンナムは「ガンコン3」対応のミニゲーム集を出して欲しいですね。「鉄拳5DR」のようにPSNのダウンロードタイトルでもいいですし。「タイムクライシス4」は良作ですが、対応タイトルの少なさは致命的です。「PS Eye」も北米/欧州ではミニゲームをDLタイトルとして配信していますし、デバイスとして普及させたいのならば対応ソフトを増やすのは当然の対応でしょう。

後はガンコン3に対応した本格FPSゲームを早急にリリースするべきでしょう。国産のFPSタイトルは殆ど存在していませんし、「ガンコン3」と言うある意味FPSの為に存在しているとも考えられるデバイスを有効活用しないのは「もったいない・・・」わけです。