年始最初のビッグイベント「International CES 2008」も終了しましたので、私が注目していたポイントについて感想を書いておきます。

【プラズマの逆襲はなるか】
CES2008で感じたのは「プラズマ陣営の勢い」です。確かにプラズマを主力としているメーカーは日本ではそれ程多くありませんし、私自身も「プラズマはなぁ」と感じている部分は若干残ってます。正直他人には勧める気にはなれません。

それだけプラズマは最初の印象が悪すぎました。「高い」「映像がイマイチ」「尋常ではない消費電力」「高精細化が厳しい」等々。徐々にこれらの問題が少しずつ解決していったのも認識していますが、「それまでの商品はなんだったんだ?」と言った心境もあるのです。

しかしここに来てパイオニアの「KURO」であったりと画質に注力したプラズマが評価されてますし、CES2008では様々な新技術を発表しています。私は「ようやくプラズマも成熟したのかな」と認識を改めなければいけない時期に来ているのかなぁとは感じています。

とは言え現時点でも40型未満のフルHDプラズマは登場していません。37型辺りでKUROクラスのフルHDプラズマが20万ぐらいで購入できるようになれば購入を検討するかもしれません。その前に有機ELの大型化が先に来るかもですが・・・。

確かに有機ELと比べると液晶同様に素性の悪さは感じるものの、それでも発光デバイスの利点や動画解像度等を考えると「有機EL大型化までの繋ぎ」として期待してみたいですね。

【Blu-rayの勢い】
今週のブログはとにかく「Blu-ray」関連ニュースだらけでした。私もCES2008の情報を追いかけながらも途中からお腹一杯になってしまったぐらいです(笑)

本来CES2008の目玉の一つに「次世代光メディア戦争」があった訳ですが、CES2008開催前の「ワーナーショック」により状況は一変、更にはHD DVD陣営は敵前逃亡と言うお粗末な対応で「終戦」ムードさえ漂ってしまった結果になりました。勿論BD陣営に関してはこのような状況とは関係なく魅力的なハードやソフトが多数発表されており、ラインナップの成熟をアピールするだけで圧勝できた状況だとは思いますが。

余談ですが話題になった1/10のテレ東「ワールドビジネスサテライト」を観ました。とは言いましてもテレビ大阪の生放送では無くて1時間後に録画放送されたKBS京都ですが。「どうせここまで圧倒的でも東芝に遠慮して五分五分みたいな表現するんだろう?」と思い込んでいたので録画してなかったのですが、きのこるスレで大騒ぎになったので慌ててKBS京都を予約しました。確かに私の予想を遥かに上回る「HD DVDへのフォローが一切無し報道」で腹を抱えて笑ってしまいましたが、同時に「メディアは容赦ないなぁ」とも感じました。

テレ東と言えば年始の吉本9時間番組ではレグザやA301やコスミオをプレゼント商品として「ドン」とアピールしていて、年始から嫌な気分になった記憶も新しいのです。番組が違うとは言え本当にメディアは怖い、補正をかけなければこうなると言う良い見本でした。

【NCヘッドホン】
私は「MDR-NC22」と言うNCヘッドホンを愛用しています。以前ブログにも書きましたが外を出歩くときだけではなく、簡易耳栓として考え事をするときにも装着して周囲の騒音を消していたりします。特に洗濯機やエアコンの動作音はほぼ完璧に消えてくれますね。

CES2008では「MDR-NC500D」というNCヘッドホンが発表されました。残念ながら日本での発売予定は不明ですが、最大99%のノイズキャンセリング効果と言うのは凄まじいです。「MDR-NC22」がカタログでは75%、「MDR-NC60」でも85%ですので一度体感してみたいものです。でも「MDR-NC500D」はヘッドバンド型ですのでカナルタイプの改良型に期待したいですなぁ。