個人的にはKotakuの記事は好きではないのですが、今回ばかりは写真に笑ってしまいました。勿論オリジナル(今年1月の写真)から悪意で加工されているのですが、改めて見ると未加工の方が和田社長の場違いな表情に味が出ているなぁと更に笑えてしまうのですが・・・。さすがは「夢を与えない社長」

さて、その和田社長ですがロイターサミットにてソフト売上高の海外比率を3年後を目処に80%まで引き上げたいとコメントしています(現時点では国内比率が50%前後)。更にはM&Aを含めた形での幅広い展開も示唆しており、現状のRPG中心のビジネスでは海外比率を高める事に限界を感じているであろう事も伺えます。

この辺りは和ゲーを愛好する日本国内ゲームファンとしては寂しい限りですし、スクウェア時代にちょろちょろと「非RPG作品」に手を出しては火傷をしていた時代を思い出す人もいるでしょう。

ただ、その時代は迷走しつつも本業では「ゼノギアス」「クロノクロス」「ベイグラントストーリー」のような「非FF系」で魅力のある作品も多数生まれました(まぁその3本とも主力スタッフの現状を考えると新作の可能性はゼロですが)。

スクエニの現状が「リメイクだらけ」「人気フランチャイズ頼り」「出し惜しみ」と閉塞感が感じられつつありますので、今回の海外重視シフトにより元気のある作品が誕生する下地が出来てくる事には期待したいものです。勿論和ゲーテイストの作品も残して欲しいですけどね(スターオーシャンあたりまで洋風にするのは寂しい)

しかし、この調子なら開発スパンを考えるとFF14は次世代XboxとPS3/4とのマルチになる可能性が高そうですね。その頃はさすがにMSもBDクラスの大容量メディアを採用するでしょうからメディア容量の問題は解決されるでしょうし。


ソース
【ロイター】スクエニ、ソフトの売上海外比率を引き上げへ

Yoichi Wada: "We Need To Go Beyond Traditional Square Enix"