GDC09のスクエニセッションの内容が国内外のサイトで話題になっています。

『An American engine in Tokyo: The collaboration of Epic Games and Square Enix for THE LAST REMNANT(アメリカ製エンジンを利用した東京での開発:「ラスト レムナント」に見るスクウェア・エニックスとEpic Gameのコラボレーション)』と題されたセッションは、北米製ゲームエンジン「Unreal Engine 3」を採用した「ラスト レムナント」開発に関する内容になっています。

その中でPS3版「ラスト レムナント」について言及され、ディレクターの高井氏が回答に窮してしまい、挙げ句の果てには「PS3版については何もコメントする事が出来ない」とそれ以上の追求をシャットダウンしてしまう情けない有様だったようです。

今回の件で問題として取り上げるべきなのは、PS3版の開発状況云々ではなくスクエニ側がPS3版「ラスト レムナント」の質問に対して回答を準備していなかった事なのです。

客観的に考えても「スクエニもPS3のUE3最適化には苦労しているのか?」が今回のセッションで一番の注目点であり、誰もが聞きたかった内容だったはずです。スクエニ側もそれは認識しているはずで、質問者が誰なのかは不明ですが高井氏が回答できなかった事からも「聞かれるはずは無かった(事前に根回ししていた)」のに質問されたからと考えることも出来ます。

正直、私はPS3版「ラスト レムナント」については何も期待していません。元々PS3と「Unreal Engine 3」の相性が悪いことは周知の事実ですし、開発経験が豊富な海外デベロッパですらUE3採用のマルチタイトルには苦戦しているのが現状です。

スクエニとしては「世界トップクラスの技術力」を誇る国内デベロッパとして表向きは振る舞っていますが、野村チームが孤軍奮闘しているだけで他の開発チームは平均レベルにすぎません。今更「PS3版ラスレムは技術的問題により開発中止」と発表しても「仕方ないなUE3だもんな」と思うだけの話で、未だに発表できないのはスクエニのプライドの問題だけなのかも知れません。

しかしその大切なプライドとやらは、きちんとPS3版「ラスト レムナント」を他機種版と遜色ない品質で同日発売した場合のみ保たれるのです。

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