SCEの大作FPS「キルゾーン2」を入手し、ある程度納得行くまでプレイしましたので簡単にレビューします。現在はキャンペーン(ストーリーモード)の5章で止まっていますので、今回の記事はあくまでも5章までのプレイを元に書いています。


・グラフィック/演出
ハードなSFの世界観を隅々まで再現したグラフィックは雰囲気十分、ライティングや爆発等のエフェクトを含めたゲーム演出も実に見事でプレイヤーをゲーム世界に引き込みます。残念ながら私には他FPSタイトルとの比較が不可な事もあり、当作品のグラフィックがコンシューマFPSとして最高レベルなのかどうかまでは判断できません。

とにかく渋くて格好良いの一言で、個人的には技術云々よりも「ハイセンス」な映像に心惹かれました。

ゲーム開始時や章間にはカットシーンが挿入されます。和ゲーのようなボリュームはありませんが「物足りない」訳でもなく必要十分だと感じました。日本語の吹き替えも効果絶大で、ゲームプレイ中にステージに流れる演説等は字幕のみでは伝わらない部分でしょうね。

そして特筆すべきは敵兵であるヘルガスト兵の格好良さと恐ろしさです。特徴的なヘルメットと不気味に光る目がゲーム的な記号性を超えて敵味方の視認性を高めています。とくに接近戦で飛びかかられた時の恐ろしさは尋常ではありません。

日本ではゲオのみの特典だったHome用のヘルガスト兵コスチュームが今更ながら欲しくなりました・・・。

少し気になった事を書きます。
FPSゲームとしては普通なのかも知れませんが、現在プレイした5章まではステージの色調や雰囲気が似ているために「少し見飽きてきました」。J-RPG等では一つのシナリオエリアが終了したり、ダンジョンを抜けたりすると全く違う雰囲気のフィールドや敵モンスを登場させたりします。このあたりのプレイヤーを飽きさせない工夫は若干少ないのかな?と。(6章以降は判りませんけど)

・ゲームスタイル
ゲームプレイの大半は障害物に隠れながら敵兵を倒して進行していくスタイルになります。カバーアクションは「アンチャーテッド」等で親しんでいたため私は違和感が無かったのですが、聞くところによるとFPSでは少数派のゲームスタイルのようです。確かに「爽快感」は感じられないのですが、私はじっくり攻略する方が楽しいかな。

敵兵の動きは相当に賢いと感じました。キッチリと隠れて狙い撃ってきますし、ただの的ではありません。これで更に難易度を上げていくとどうなるのでしょうね・・・。

・戦闘やシステム
私は何故FPSが苦手なのか?
とにかく右スティックによるエイムが異常に下手で、照準が合わなくてイライラし冷静にプレイが出来なくなります。更にイラついた状態で画面を凝視すると目眩が・・・大抵はこのコンボでお手上げになります。

このように自他共に認める程にFPSが苦手な私ではありますが、前述のとおり「キルゾーン2」は隠れながら少しずつ敵兵を倒していく戦闘スタイルのおかげで、何度も死にながら少しずつでも攻略を進めることが出来ました。勿論これは難易度が「イージー」だからこそ可能なのでしょうし、結局のところ私自身のエイム技術はこれっぽっちも向上していない事に気付いてしまうのです。

終盤では無限に敵兵が沸くシーンも登場するようですし、私のようなヌルプレイで攻略することは厳しいんだろうなぁ。

でも、FPSに慣れた方には「簡単」な部類に入るのかも知れません。

・シナリオ
タイトル通りPS2/PSP「KILLZONE」の続編になるものの、物語的に前作をプレイしなければ困るという事はないようです。公式サイトにストーリーが説明されていますので、興味がある人は読んでおきましょう。

まぁ洋ゲーらしく、シナリオは相当にアッサリしています。素晴らしい世界観が勿体ないなぁと思う部分もありますが、海外ゲームファンやメディアには「濃密なストーリー」や「過剰なカットシーンでの演出」は求められておらず、批判の対象になる事すらあります。今後も洋ゲーアクションで和ゲーのような方向性のゲームが登場することは無いでしょうなぁ。

登場キャラでは僚友であるガーザ君が実に面白い。プレイヤーの近くで戦っている時には色々な言葉でゲームを盛り上げてくれます。特に一方的に攻撃を受けているときのガーザ君の断末魔の叫びには思わず笑ってしまいます。ついつい放置してしまいがちになることも・・・(笑)

・このゲームは買いか?
心が折れてしまったレビュワーの評価に説得力があるのかどうかはさておき・・・。

まず、私は「キルゾーン2」をFPSとして評価することは出来ません。エイムが下手なのは私の技量不足ですし、残念ながら今回のプレイで私のFPS操作技術が向上することもなく、結局は「キルゾーン2」のゲームバランス上で「途中まで遊ばせて貰った」に過ぎない訳です。

しかし、いつもならば1章で投げ出していたかも知れないFPSタイトルを半分だけでも進めることが出来ました。カバーアクションでじっくりと考えながら攻略できたのも大きいのですが、「キルゾーン2」のゲーム性が優れていることの証だと私は受け止めています。正直、反射神経が重要なFPSならば10分で諦めていたでしょうね。

全てのFPSファンにオススメ出来るゲームなのかまでは判りませんが、「FPSが苦手」と豪語している私が(半分とは言え)十分楽しめたわけです。これから始めるプレイヤーは、オフラインモードがカバー重視のFPSである事さえ認識していれば、殆ど不満は感じられないと思われます。


最初に書いたとおり5章の最後、章末の中ボスに30回近く挑むも未だ勝利ならずにとうとう心が折れてしまいました(プレイ時間約12時間)。攻略方法は判っていますので根気よくプレイすればいつかは先に進めるとは思いますが、「キルゾーン2は全10章」である事を考えると「ここで頑張っても最終クリアは無理だな・・・」と悟った事で心がポキンと折れてしまったかな。

相互リンク様をチェックしてもクリア出来なかったのは私だけのようです。苦手なジャンルとは言え、ゲームサイト管理者として忸怩たる思いです。

あと、オンラインモードについて書くことはありません。前述の通り「キルゾーン2」というゲームに「遊ばせて貰った」だけで、実質的なFPS素人が負けるためだけにオンライン対戦に突入するほど私はマゾではありません。

※スペシャルサンクス
今回「キルゾーン2」をプレイするにあたり、会社の同僚である我亜座君(仮名)とのリアルCo-Opを実施しました。まぁ疲れたら操作を交代していただけですが、貴重なGWの1日をありがとうございました。

公式サイト
KILLZONE®2


KILLZONE 2(キルゾーン2)(初回生産分限定:PS3用カスタムテーマ プロダクトコード同梱) KILLZONE 2(キルゾーン2)(初回生産分限定:PS3用カスタムテーマ プロダクトコード同梱)


Amazonで詳しく見る
by G-Tools