フラゲ情報で明らかにされていたPSP「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」が正式に発表されました。

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国内20万本以上を売り上げたヒットタイトルにも関わらず新作はPSPという理不尽な扱いに納得している訳ではありません。しかし、某ライジングよりはオリジナルスタッフが関わっているだけまだマシなのかな・・・と思いつつ現在公開された情報を基に雑感を書いておこうかと。こういう文章はリアルタイムで残しておくと後々面白かったりするのです(笑)

まずは陣中日誌に掲載されているチーフプロデューサー・田中俊太郎のコメントから。

前作から2年後、1937年のガリアが物語の舞台です。
新しい舞台、新しいキャラクターたちの、新しい物語です。

外伝ではない、正統な続編ということで「2」にしようと。
我々の“本気度”もすごいですよ!

ファミ通に掲載されている同様の記事を最初に読んだときにも感じたことですが、何でしょうね?この違和感。はたして「正統な続編」ってなんぞや?

前作と同じ世界設定で時系列も継承するも、舞台やキャラクターはリセットしている訳で、率直なところ「外伝」と「正伝」の境界線が実に曖昧で判断できません。田中プロデューサーが「正統な続編」と力説するのもハード変更のマイナスイメージを払拭する意味合いに過ぎないのは?と勘ぐってしまいます。

あと、分割マップっぽいですな。

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前作の7章は初心者泣かせのステージで私も相当苦労しましたが、シームレスで広大なマップだからこそ表現できたヴァルキュリア人の恐怖は分割マップでは厳しいでしょう。

このあたりのハード制限をどのように克服するのか?が制作手法上の課題になるのでしょうが、「狭くても面白い(気にならない)」には至っても「狭いから面白い」と感じさせる事は難しいでしょうね。

うーん「学園」設定のハンデもありますし、現時点の情報では好意的な事を書くことは難しいなぁ。

PS3の開発ノウハウや3Dデータを放棄するだけの価値やメリットをセガが見込んでいるのであれば、「ヴァルキュリア」ファンとしては冷静に作品の質と結果を見届けなければいけないでしょう。勿論「正統な3作目」をPS3で開発していただく為にも、それなりの利益を出していただかなければ・・・という気持ちもありますし。

同じセガの「エンドオブエタニティ」は2009年冬に発売を予定していますし、「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」の発売は来年1月~2月ぐらいになりそうです。前作同様「限定版」も用意されるでしょうが、「PSPgo」用のDL版に限定仕様が存在するのかどうかも気になります。UMDの代わりにプロダクトコード同梱とかになるのでしょうかね?

公式サイト
戦場のヴァルキュリア2 公式サイト

公式ブログ
「戦場のヴァルキュリア」オフィシャルブログ 【陣中日誌】

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