頭で考えるだけでゲームの操作が出来る・・・学園都市世代の方もニュータイプ世代の方も興味を持たずにはいられない「夢のデバイス」が東京ゲームショウ2009に出展されました。

実は私がFFXIIIとGOW3の次に突撃しようと決めていたのがこの「NeuroSky」ブースで出展されていた脳波コントローラ「MindSet」なのです。

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左耳に3つ、額に1つの計4つの電極で脳波を読み取っているようです。

この「夢のデバイス」に興味を持った人はさすがに多かったようで、既にいくつかのメディアで取り上げられています。どうしても国内企業ブースと比べるとガラガラの海外企業ブースとしては異例なほどに一般客が並んでいて、試遊まで結構待たされました。

今回出展された「MindSet」の特徴を簡単に説明します。コントローラでは「集中(ATTENTION)状態」と「リラックス(MEDITATION)状態」を段階的に読みとり、その情報をゲーム等の入力にフィードバックします。SFアニメのような、思った方向にオブジェクトを動かしたりする事は今回のデバイスでは無理だったりします。

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「集中」と「リラックス」を同時に高めるのは難しい

更に、集中するにもリラックスするにも少しだけ慣れる必要がありますし、その状態を維持することは難しいものです(ゲームショウの会場はウルサイですし)。要するに、そのままではゲーム等の「直感的な」操作に活用する事は難しいのです。

しかし、直感的な操作のフォローとしてはキヤノンEOSで採用されているような視線センサーを利用すれば、ゲームへの面白い活用が可能になるかも知れません。通常操作は手元のコントローラで行い、視線でロックオンしたオブジェクトに集中すると破壊するとか、集中するとTPが貯まりやすいとか、リラックスすれば回復が早くなるとか。

個人的にはカメラに向かってのパントマイムや、センサーに向かって棒を振ったり、体重計と戯れるよりも何倍も興味深く有意義な体験でした。来年のゲームショウでは、更にブラッシュアップされた新デバイスの登場をさりげなく期待していたりするのです。

なお、今回出展された「MindSet」は日本国内でも10月に発売が予定されています。

公式サイト
NeuroSky Japan
NeuroSky - Experience the MindSet

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