こんな日もあるんだねぇと言うぐらいにネタが無いので、現在プレイ中の「テイルズ オブ ヴェスペリア」PS3版のネタバレ無し途中感想を書きます。


・初めての「テイルズ」
以前も書いた記憶がありますが、今回のTOVが初テイルズになります。初代ファンタジアの頃から興味や関心はあったタイトルですが、20年以上前からJ-RPGに親しんでいた私にしては珍しく縁が無いフランチャイズだったのです。今回のTOVはそのような思いも含めてプレイしました。

・フィールド以外は固定視点
フィールドは自由に視点を変更できますが、街やダンジョン等は固定マップになります。この辺りは正直「古いなぁ」と思いましたし、実際に見辛い箇所もあります。ただ、後述の通り「そういうものなのね」と割り切る事がテイルズシリーズを楽しむためには大切な事のようです。

・どこがボリューム増なのかが判らない
PS3版の大きな特徴として「フレンの活躍度がアップ」というのがあります。私は他機種版をプレイしていないので比較は出来ないのですが、本当に出番が増えているのでしょうかね?既に1/3程度は進めているはずですが、今までの場面ではフレンの出番が追加されたように感じる部分は皆無です。もし今の状況でも増量されているならば、オリジナルは相当スッカスカだったのではと思われます。

・現時点での感想
「良質なキャラゲー」それに尽きます。
このゲームの制作コンセプトはシナリオやスキットや演出をいかにプレイヤーに楽しんでいただくかに注力されています。戦闘もマニュアル操作で拘って戦うのも自由、フルオートで放置も自由ですしね。

また、HDタイトルでは気になりやすい「見える箇所と歩ける箇所の乖離」や、前述した「固定視点マップ」等については、少なくともテイルズスタッフは「最初から善処する気」が無いと思われます。

これは他ハード版との制作ノウハウを共有するためにも一番低いところに合わせている為でしょう。要するにPS3版だけ色々と機能を追加すると携帯ハード等の別シリーズで不要な違和感を感じさせる事になりますし、「同じようなプレイ体験を複数のハードで提供し、より多くの作品をファンに購入していただく」事が最重要視されているのでしょう。

あ、別に批判しているわけじゃないですよ。

テイルズシリーズが高い人気を保ち続けている最大の理由は、ファンのモチベーションを維持し続ける質と量を伴った「量産体制」です。そつなく作ったシナリオとその時点の人気声優をJ-RPGという「商品」にパッケージングし、更には様々なハードで複数展開をする事でマンネリ化を防いでいます。

顧客ニーズに的確に合わせた良質な素材を集め、システム化された生産ライン上で迅速に制作された「良質な量産RPG」。これがTOVがPS3に移植決定してからテイルズシリーズの情報を集め、そして実際にプレイした今の率直な感想です。

批判しているわけじゃないですよ(笑)

私は一人暮らし歴が20年近くになり、自分で料理をしないこともあって食事は外食かコンビニです。栄養云々は別として「ファミレス料理は大抵の素人よりも旨い」と言うのが本音です。例えが長くなりましたが、テイルズシリーズは種類が豊富で味が安定しているファミレスの料理です。「商品としての高い完成度」を感じさせるゲームタイトルです。


ある程度書きたいことを書いてしまったのでクリア後の感想はもう書けないかも知れない(笑)休日でも色々と忙しくてゲームに没頭できない日が続いていますが、TOVはある程度まとまった時間を見つけて楽しみながらプレイしています。この調子ならアンチャーテッドの発売までにクリア出来そうにないのが残念ですが。

公式サイト
テイルズ オブ ヴェスペリア | バンダイナムコゲームス公式サイト