「FFXIII」海外版の発売日が2010年3月9日に決定したようですね。計画通り?2009年度中にワールドワイドでのリリースまでこぎ着けたようです。しかしそうなるとスクエニの2010年度はアギトXIIIとヴェルサスXIII以外に何か弾はあるのでしょうかね?アギトはともかくヴェルサスは2011年度にずれ込みそうだし。

さて、2010年3月と言えばSCEが誇るビッグタイトル「God of War III」と「Gran Turismo 5」が予定されています。FFXIIIはディスク枚数も含めてPS3版が仕様的に優位ですので欧州は勿論、北米でも普及台数比率以上の売り上げが期待出来ます。しかし、これらのPS3専用ビッグタイトルが同じ月に発売されるとなると、ジャンルが全く違うとは言え影響が皆無では無いでしょう。

まぁGT5は普通に延期されそうですけど(笑)

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Godofwariii20091021011630814
Granturismo5screens2009102009051049
この3本が同じ月に発売されたらアカンと思うわけですよ

そして、当ブログも含めた色々なサイトでも取り上げられているように日本では2010年1月28日が修羅場になります。更にPS系以外でもDQ6リメイクが同日に発売されることもあって、セガ・バンナム・スクエニのJ-RPGが同日に発売される前代未聞の異常事態に陥っています。

例え「ジャンルが違う」「ハードが違う」とは言っても一人のゲームファンに与えられた時間や予算は限られています。PS3のみを所有しているユーザであっても同日にJ-RPGが3本発売される訳ですから、本当に「誰が得をするのだろうか?」と首を傾げたくなります。

最近、音楽CDのデイリー売り上げを毎日チェックしていた期間がありましたが、フォーマットが統一されているとは言え音楽業界はゲーム業界のような消費者側から見ても首を傾げたくなるような競合は殆どありません。ぶっちゃけB'zとKinKi KidsのCDが同じ日に発売される事は無いのです。

ボクシングのパッキャオみたいに「強い相手と闘って勝利する」事はスポーツならば大いに価値がある事ですが、ビジネスでは話が別です。業界全体で「win-win」を目指さないと全ての企業が「lose-lose」なんて事になりかねません。

まだ2010年1月28日までは期間がありますし、今のうちに発売日をずらしても誰も困りません。でも「更なるクォリティアップの為」を理由に掲げるのは禁句ですけどね(笑)

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