「トリック劇場版3」が予定されているようですね。私はTVシリーズと劇場版の全てを観た一応「ファン」だとは思うのですが最新作はどうだろうか、今のところ興味はわかないなぁ・・・。実は唐突に出してきたトリックの話題は「なんどめだPS2互換」という表題のネタに誘導する為だったりするのです。意味ねー。


さて、その「PS2互換機能復活」の噂は互換機能が削除された40GB版PS3が発表された2007年冬頃から定期的に噴出しています。

しかし、PS2互換機能の復活については本当に無いのかも・・・と最近は感じさせます。関連する(と思われる)技術の存在が明らかになる度に我々ユーザも期待してしまうわけですが、最近はSCEサイドから先手を打つように「互換機能復活否定」のコメントが出されています。PS2ソフトエミュレーションの開発も打ち切られる事は無いにしても、「次世代機への技術研究」の名目で相当に縮小され、いや最初からそうなのかもですが。

SCEAのマーケティング担当John Koller氏による主張は「PS3ソフトは充実しているし、PS2互換は現段階では求められていない。だからもういいだろう?」と受け取れるものです。コメントのニュアンスは今年夏ごろのコメントと大きく変わりはありませんが、値下げした新型PS3の好調な売上げが方針を後押ししているのでしょう。

インタビュー記事によると2010年プレイステーションビジネスは「モーションコントローラ」「3Dゲーム」「PSN」が3つの大きな柱になるとの事です。


まぁ、確かにPS3が発売されて3年以上が経過した今となっては「PS2互換機能が搭載されたら台数が伸びる」とも「搭載されないから台数が伸びない」とも感じません。

これはSCEの牛歩戦術の甲斐あってか「無くても困らない」機能になってしまった訳です。確かに私も初代PS3を所有していながらPS2ソフトを起動した事は今年に入ってまだ一度も無いというのも現実ですが、「有っても困らない」機能でもあるんですよね。やっぱり技術的に困難なんでしょうかねぇ。

将来のPS4がどのようなビジョンを持ったハードになるのかは全く明らかにされていませんが、PS2→PS3の時に生じたSD→HDへのシフトは無いでしょう。ビジュアル面で極端な差が生じないとなると、尚更PS3タイトルの完全互換性は次世代PSには「必須」になるはずです。

過去資産のアーカイブス配信は今後も継続されるでしょうし、満足できるPS2互換機能は次世代PSへの「宿題」とでも考えておけば、PS3のライフサイクル中に「互換性復活」がやってきたとしても素直に喜べるというものです。

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