今週発売が予定されているソフトウェアです。今週はPS3用パッケージタイトルは発売予定がありません。PS3は翌週(1/28)に固まってますねぇ。

【2010年1月21日発売】
・戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校
・真・三國無双5 Empires
・魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-

今週の注目ソフトは表題にも書いたとおり「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」です。他ハードを含めても際立ったライバルソフトは見つからず、PS3/PSPユーザの重複度合いから翌週のPS3ソフトラッシュを見込んだ買い控えぐらいしか不安要素はありません。昨年12月あたりからPSPのスマッシュヒットが続いていますし、良い流れが継続することを期待しています。

しかし「戦場のヴァルキュリア2」は今までに何回か書きましたが販売本数が全く読めません。人気タイトルの続編でありながら「前作ファンをどこまで取り込めるか」「普及台数の多いハードで新規ファンを増やせるか」等の不確定要素が多すぎるのです。

前作PS3「戦場のヴァルキュリア」は新規IPでもあって国内では初週8万本弱からスタートしました。その後アニメ化やベスト版の発売もあってジワジワと売れ続け、国内では累計23万本、高い評価を得た海外も含めると80万本を販売したヒットタイトルです。

私も前作は実にハマりました。キャラゲーとしての要素を前面に出しつつも、本質は戦略性の高いゲームシステムにあります。そしてお互いの要素が反発することもなく、むしろ各々のキャラクタの持つ個性がゲーム内要素として巧みに融合されていた「傑作」です。それだけに期待していた続編のハードがPSPと判明した時のガッカリ感が半端でなかった事も忘れることが出来ません。

キャラゲーとしてもシミュレーションゲームパートにおいても画面サイズが縮小されることはデメリットしかありません。実のところ携帯機用としてリリースするメリットは「開発期間を短縮したい」「より多くのプレイヤーに遊んで貰いたい（パイの大きなハードで売りたい）」と言う開発・販売側の都合にすぎない訳です。

後はキャラクタのデザインが微妙に雰囲気が変わっている事や、「正統な続編」と本気で謳っているのか？と疑いたくなるようなゲストキャラであったり・・・と、何をどのように書いても作品として期待する方向に進まない事がむしろ驚きだったりします。

はたして「正統な続編」である「戦場のヴァルキュリア2」はどのような売れ方をするのでしょうか？私は初週20万～25万あたりを予想しています。これぐらい売れないと反感を買ってまでハード変更した価値は無いっしょ？

そしてPSP版の売り上げが落ち着いた頃に野中氏プロデュースのPS3版「戦場のヴァルキュリア3」の発表に期待しましょう。予想は2010年8月に発表、発売は2011年あたりで。

あ、前作ファンの心情とかを無視すれば、遊べるゲームだと思います、多分。

余談ですが、HDタイトルの「正統な続編」が携帯機で発売されたケースは極めて少ないと言いますか、私の知識・情報不足もあって「ブルードラゴン」→「ブルードラゴン プラス(DS)」ぐらいしか引っ張り出すことが出来ません。スピンオフ扱いのタイトルは幾つも存在しますが、ナンバリングの続編タイトルって本当に少ないのですよね。PS3→PSPのパターンとしては「戦場のヴァルキュリア2」が初めてのケースなのかも知れません。

次に続くのは「メタルギアソリッド ピースウォーカー」ですかね。ナンバリングはされていませんが、小島監督自ら「続編」と語っていますし。でもまぁヴァル2とMGSPWを比較することは出来ないなぁ。格が違いすぎる。

公式サイト
戦場のヴァルキュリア２ ガリア王立士官学校　公式サイト
魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE－THE BATTLE OF ACES－ | バンダイナムコゲームス公式サイト
真・三國無双５ Empires

戦場のヴァルキュリア 2 ガリア王立士官学校 特典 ドキュメント オブ ガリア 1936付き セガ  2010-01-21 by G-Tools

真・三國無双5 Empires 特典 スリーブケース付き コーエー  2010-01-21 by G-Tools

魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-(通常版) 特典 特製コンテンツダウンロードカード付き ナムコ  2010-01-21 by G-Tools