ようやく我が家に3Dテレビがやってきました。まぁ到着したのは少し前でしたが、一人で設置するのは危険すぎました。持ち上げようと力を込めると、全身の力が腰に集中するのが判るのです。無理矢理持ち上げたら確実に腰痛になっていたでしょうな・・・。







と言う事で私が購入したのはパナソニックの「TH-P50VT2」という3D対応50型プラズマです。最後の最後までソニーのブラビアと迷ったのですが決め手は安さ。最新モデルの50型プラズマが20万ちょいで購入できるのは実に魅力的でした。元々プラズマ派だったというのもあるなぁ。

勿論、私にとって3Dコンテンツの中心はPS3ゲーム。この記事を書いている時点で3Dに対応している一般でも入手可能なゲームソフトは「WipEout HD」「Mr.PAIN」「STAR STRIKE HD」の3本。幸い3本とも所有していましたので、事前にアップデートしておいたPS3用3Dゲームを遊んでみました。

と、その前にPS3の設定を3D対応にする必要があります。
PS3と3DテレビをHDMIケーブルで接続するとXMBの「設定」→「ディスプレイ設定」で3Dテレビ用のメニューが出て画面サイズが求められます。ここで私の場合、HDMIセレクタを介していると3Dモニタの初期登録が出来ず、その後直接モニタとPS3をHDMIケーブルで接続すると無事認識されました。この辺りはセレクタやケーブルの質にもよるのでしょうが、最初の設定は直接繋いだ方が良さそうです。なお、一度認識されたら後はセレクタ経由でも3Dゲームがプレイ可能でした。

セッティングも終了したので「WipEout HD」を遊んでみました。3D版の「WipEout HD」はソニーショップやPSコンセプトショップ等で何度も遊んでいますが、自宅でじっくりプレイするのは格別ですね。持ち前のスピード感と3D立体視の組み合わせは極上で、ゲームとの相性もあるのでしょうが、後から3Dに対応したソフトとは思えないビジュアルを見せてくれます。

次にプレイしたのは「STAR STRIKE HD」。こちらも惑星の奥行き感が素晴らしく、ステージクリア時の花火?もファンタスティック。立体感の表現という点では「WipEout HD」より上で、隕石が落ちてくるときや自機が爆散する時の演出は一見の価値有りです。最後の「Mr.PAIN」は何故か3Dモードにならず・・・もう少し調べてみるとしよう。

Wipeout3d

さて、私は一足はやく?3Dテレビを購入した訳ですが、周知の通り3Dコンテンツは実に乏しいのが現状です。映像パッケージは未だに発売されていませんし、ゲームに関しても上記の3本だけ、モタスト2デモ版はブラビア購入者のみの特典ですので入手は困難でしょう。

あと、忘れてはいけないのは3D立体視はあくまでも「プラスアルファ」に過ぎず、3D立体視になったからと言ってゲームが大幅に変わることはありません。「SD→HD」や「5.1サラウンド」のような変化の一つと考えるべきでしょう。あくまでも3D目当てでテレビを買い換えるのは私たちのような一部の好事家だけであり、今後の買い換えサイクルの中で若干の上乗せをして3D対応テレビに買い換えるかどうかを選択する事になるでしょう。

ただまぁ、実際に3Dテレビで対応ゲームを遊んだ者としては、「HD→3D立体視」というのは自然な流れの進化だと感じました。確かに専用3Dメガネが必要だったりと面倒な部分は結構ありますけどね・・・。それでも長年ゲームをプレイしていて「おおぅ」と感じる経験はそれ程多くない中で、3D版「WipEout HD」や「STAR STRIKE HD」を遊んだときの「おおぅ」はここ最近では久々の「おおぅ」でした。私はそう言った「おおぅ」を求めて色々とゲームやAV機器に投資しているんだなぁと考えると目的は達成できたわけです。

後は「グランツーリスモ5」や「キルゾーン3」のような完全に3Dに対応したビッグタイトルを早く遊びたいですなぁ。

最後に、プラズマは視野角が広く、ほぼ真横から観ても画面が確認出来ます。3D立体視モードの場合でも結構横からでも飛び出して見えるのですが、縦方向に視点がずれると3D効果は極端に落ちます。設置する際にはなるべく目線の高さに合わせておいた方が楽しめるでしょうね。

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