コーエーテクモのアクションRPG「トリニティ ジルオール ゼロ」を東京ゲームショウ2010で試遊、そして当作品のプロデューサー・オメガフォースの鈴木氏にお話をお伺いすることが出来ましたので紹介します。今回は東京ゲームショウ2010終了後に鈴木Pへ別途ご回答頂いただきました。







※別途質問にご回答頂きました
TGS終了後、参加ブロガーの質問に対して鈴木Pから回答を頂いております。ちなみに私の質問は色違いで表記しました。

Q:体験版配信予定日を大まかでも良いので教えてください。
TGSバージョンは10月3週目を予定。RPG要素とアクションの両方楽しめるもう一つの体験版を、11月2週目頃に予定しています。

Q:使用可能キャラクターは3人だけなのでしょうか?今後増える予定などは?
使用キャラクターは3人だけです。今後増える予定はありません。

Q:DLCの予定はありますか?
コスチューム、クエスト、ダンジョンなどの配信を予定しています。

Q:ここに是非注目して欲しいというような力を入れて作った部分はありますでしょうか?
3人パーティだからこそ楽しめるパーティアクションの爽快感、そして、インタラクティブフィールド、つまり地形の変化を活かしたアクションに注目していただきたいです。

Q:ARPGにした理由などありましたら教えてください。また、今後のシリーズもARPGで制作していく形になるのでしょうか?
RPGを開発したい気持ちも勿論ありますが、ω-Forceの持ち味を活かしたアクションの切り口でRPGを制作しようと考え、ARPGの制作となりました。

Q:海外への展開とXBOX360への移植の予定はありますか?
北米、欧州での発売を予定しています。XBOX360への移植は予定していません。既に今年のE3に試遊出展しており、海外でもご好評をいただいています。

Q:ω-forceが開発していると伺いましたが、開発エンジンは無双シリーズと同じものなのでしょうか?
一から本作のために新しく作りました。

Q:このタイトルの最大のライバルのソフトを1本挙げるとすれば、どんなタイトルですか?
これまでにない爽快なアクションRPGを、ということをテーマに制作しているので、特にライバルソフトだと思うものはありません。

Q:このタイトルの一番のアピールポイントを教えていただけませんでしょうか?
一番という意味では「爽快なアクションRPG」というところです。3人によるパーティアクション、地形を活かしたインタラクティブフィールドが楽しさの軸になっています。

Q:このソフトを作るにあたり、最も影響の受けたタイトルはどんなタイトルですか?
特別に何かを参考にしたり影響を受けたものはありません。逆に、国内外の既存のアクションゲームを沢山プレイし、それらとは違う楽しさ、爽快感を目指して開発しています。

Q:ゲーム内音楽の担当はオメガフォースの方でしょうか。外部の方でしょうか。よろしければ担当者のお名前も教えて頂けますでしょうか。
音楽は社外の方に頼んでいます。劇伴音楽を得意とする池 頼広(いけよしひろ)氏にお願いしています。池氏は数多くの映画、テレビドラマ、アニメーションの作曲を担当しており、代表作としては「相棒」シリーズ(テレビドラマ・映画)、「女王の教室」(テレビドラマ)、「ケータイ捜査官7」(テレビドラマ)、「COBRA THE ANIMATION」(アニメーション)等々があります。

Q:前作までのジルオールの物語に重要な「ソウル」の概念は今回物語にかかわってくるのでしょうか。
実は前作では、ソウルについては曖昧な解釈になっているところが多かったのですが……本作では物語そのものというよりは、主人公たちの成長に関わっています。

Q:セレーネ・ケリュネイア・シーラの年齢・スリーサイズを教えてください。
ゲームの舞台となる時代だと、セレーネは100歳、ケリュネイアは19歳、シーラは26歳です。スリーサイズはまだ内緒です(笑)。

Q:アクションバトル時に3人のうち誰かが倒れた場合、例えば、アイテムや呪文など、復活させる(生き返らせる)手段は何かありますか?
基本的に誰かが倒れた場合、一定時間で自動的に復活します(一時的にHPの上限値が下がるペナルティはありますが)。また、それとは別に回復させるアイテム、復活させるアイテムが用意されています。

Q:アクションバトル時に死んでゲームオーバーになった時の扱い。例えばセーブデータからの復活なのか、それまでに手に入れた経験値や取得アイテム等はどうなるのか
3人とも戦闘不能となるとゲームオーバーになりますが、ゲームオーバーになると、直前の区切りのいいところ(フロアの出入りしたタイミングなど)から再開するか、セーブしたデータから再開するかを選択するようになっています。経験値やアイテムは直前の区切りのいいところでの状態は保持されていますが、それ以降の分は喪失します。

Q:操作キャラ(3人)以外の、ケリュネイア等NPCはアクションバトル面への登場はありますか?例えば、一緒に闘ってくれる等。
ケリュネイア等の主人公3人以外は、主人公3人たちと一緒に戦ってくれる場面があります。

Q:プレーヤーが操作していない残りの2人は自動で動きますが、行動に指示とかは出せないんですか?
行動の指示はありません。細かく指示せずとも、状況に応じた行動を取ってくれるように調整しています。

Q:そもそもプレーヤーが操作していない残りの2人が勝手にHP削られて0になって死ぬような事ってあるんですか?
操作していないキャラクターが勝手に死ぬことはあります。ただ、操作していないプレイヤーはAIその他でそうそう簡単には死なないようになっているので、HPがいっぱいある状態から勝手に攻めていって勝手に死んでいくようなことはまずありません。

Q:左上メーターが良く分からなかったんですが、上はHPとして、下のバーは何ですか?
HPのバーの下の、ピンク色のバーは経験値です。これがたまりきると次のレベルに上がります。

Trinitysoulsofzilloll20100915112913

Q:魔法って何回でも好きなだけ使えるんですか?
本作の魔法を含むスキル攻撃はMP(マジックポイント)などの概念はありません。好きなだけ使えます。ものによっては、発生が遅かったり、硬直時間が長かったり、そもそも効かない敵、効きにくい敵がいたり、といったところでバランスを取っています。

Q:ダンジョンから街へ戻る時の方法を教えてください。
普通にダンジョンの入口まで戻る方法もありますが、「帰還の巻物」というアイテムを用いることで、どこからでもダンジョンの外に出ることができます。ただし、帰還の巻物は戦闘中は使えない他、護衛や救援の対象となる人がいるときなども使えません。

Q:攻略性のあるフィールド、とありますが、「アイスミストのスキルをセットしてこなかったから、滝を(凍らせて)登れずに、スタート地点へ戻ってやり直し」とか、そんな事態になったりもするんですか?
スキルのセットはいつでもできるので、その場で改めてセットすれば大丈夫です。そもそも、アイスミストのスキルを習得していなければセットもできませんが、習得していないスキルがないとクリアできないような場面はないようにしてあります。

Q:TGSのコーエーテクモブースで無双5の3D立体視バージョンが出展されていました。「トリニティジルオールゼロ」や今後のオメガフォース作品で3D立体視対応の可能性はあるのでしょうか?
『TRINITY Zill O'll Zero』では予定がありませんが、今後のω-Forceのタイトルでその可能性は大いにあります。

Q:試遊した印象ではアクション要素が強いと感じた「トリニティジルオールゼロ」ですが、RPG的な要素として「必要レベルまで鍛えれば誰でもクリア可能」なバランスになっているのでしょうか?
アクションが苦手な方でも、レベルを上げることでより簡単に、クリアできるように調整しています。

Q:PlayStationMoveへの対応は検討されてますでしょうか?
現時点では予定していません。

Q:トリニティジルオールゼロがPS3専用になった経緯を教えて下さい。
本作は元からまずはPlayStation3で開発することになっており、他のプラットフォームでの開発は元から予定にありませんでした。特別な経緯はありません。

Q:現在のオメガフォース開発体制ではPS3専用開発とマルチ開発ではコストや開発期間に大きな影響は出るのでしょうか?
専用開発とマルチ開発については、柔軟に対応できるような体勢で臨んでいます。コストや開発期間については、そのタイトルにもよりますが、基本的にコストや開発期間に大きな影響はありません。

Q:続編の予定はあるか?
現時点ではありません。ただ、続編も視野に入れた設定作り、開発はしています。

Q:海外での評判、評価はどのようなものだったのか詳しく知りたいです。
E3で好評だったのは、まずグラフィックが特徴的で綺麗だということと、インタラクティブフィールド、パーティアクションといった要素が良かったということです。
ただ、調整が不足していたこともあり、アクションに関してはいろいろなご意見をいただきました。以降、いただいたご意見をフィードバックしてクオリティアップに励んでいます。


たくさんの質問にご回答頂きありがとうございました。取りあえずは10月に配信される体験版で「トリニティジルオールゼロ」のアクションを体験してみて下さい。そして、11月に配信が予定されている別バージョンの体験版も楽しみですね。

また、当作品とは関係ありませんが、3D立体視ゲームファンとしてはオメガフォースの今後の作品にも大いに期待しています。TGSで発表されたアレとか。

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