ようやく日本シリーズも終わりましたか。私の野球の知識はバースの時代で止まっていますが、今は引き分けルールとかもあるのですね~。江夏の大リーグ挑戦とか興奮したなぁ。







さて、昨日は久々の謎の小旅行という事もあって移動中の暇つぶしにファミ通を購入しました。表紙をめくると「Fallout: New Vegas」の広告が飛び込んでくるのですが、どうにも私には後味の良い広告とは思えなかったのでご紹介。はて、前作も同じような広告戦略だったのかな?ちょっと記憶が曖昧。

Fonewv

国産RPGに対するネガティブな要素を取り上げ、「Fallout: New Vegas」の作品としての優位性をアピールしています。幾つかピックアップすると下記の通り。

・シナリオどおりに進むゲームなんて、レールに乗った人生と同じだ
・プレイヤーが弱いうちは敵も弱い。そんなの都合良すぎる
・いつからゲームは鑑賞するものになったのか。
・レベル上げの作業はモチベーションを下げる時間だ。

うんうん、伝えたいことは良く判るのですが、今の国産ゲームファンの多くはその点も踏まえた上でゲームを楽しんでいると思うのですよ。敢えて広告でドヤって感じで指摘されても「そんなの判ってる」という感想しか残りませんし、見る人によってはただの悪口に終始しているようでいて極めて印象が悪い。せっかくゲームの出来に関しては評判が高いソフトだけに勿体ないのです。

それに、上記のような点に疑問を感じてオープンな海外ゲームへシフトする人は既に自発的に判断して行動しているはずで、広告等で初めて気付くような人っていないでしょ。

例えるならば野球ファンからサッカーという球技に対して「得点が少ない」「選手交代枠が少ない」「毎日試合がない」といったあたりをドヤ顔で指摘されても、「そうか!じゃあ野球ファンになるよ」とはならないのです、サッカーファンの多くは判った上で楽しんでいるから。むしろそのような的外れな指摘をした相手とは二度と関わらないようにしようと思うだけの話です。

直接的では無いにしても「比較広告」というのは日本市場に対しては扱いが難しいですよね。どうせやるなら「セガール・アンソニー」のように話題性目当てで具体的に名前を出した方が宣伝としての効果はあったような。

コンピュータゲームはしょせん娯楽作品なんですからプレイヤーに「面白い」「楽しい」「買って良かった」と思わせたら勝ちな訳で、出来の善し悪しはあってもゲーム性に優劣はありません。このあたりは本場海外の人達は自国の文化として根付いているから問題は無いとして、国内で洋ゲーを礼賛するゲームファンが独善的な価値観で優劣を勝手に決めている人が多すぎるなぁと思う部分もあります。そういえば飲み会の場で、とあるPS3タイトルを名指しでドヤ顔で私に向かって批判していた人もいたなぁ、正直なところ品性を疑いました。

私はオープンな海外ゲームも好きですし、逆に自由度の少ない一本道と言われる国産ゲームも好きです。楽しさや面白さは自分の価値観で判断することで、他人の意見や広告に左右されるようなものではないはずです。

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