コーエーテクモゲームスより2010年11月25日の発売が予定されている「トリニティ ジルオール ゼロ」の発売前体験イベントに参加させて頂きました。







※「トリニティ ジルオール ゼロ」とは
「トリニティ ジルオール ゼロ」はコーエーテクモゲームスより2010年11月25日の発売が予定されているアクションRPG作品です。1999年にPS用タイトルとして発売された「ジルオール」や2005年に発売されたPS2用「ジルオール インフィニット」に連なる作品として、そして「無双シリーズ」で有名なωフォースが初めて手がけるRPG作品としても注目されています。

Trinity_logo

※体験イベントの模様
今回の体験会は横浜にあるコーエーテクモゲームス本社にて開催されました。第一印象としてはゲーム開発会社の建物っぽくないなぁと感じましたね。中に入ってもコーエーテクモ作品の宣材グッズ等は殆ど見かけませんし。それだけに中庭?らしき場所の床タイルが信長のドット絵だったのには驚きましたね、素晴らしい。

さて、体験会は「トリニティ ジルオール ゼロ」プロデューサー、ωフォースの鈴木亮浩氏によるゲーム紹介より始まりました。鈴木氏がアピールする本作品のセールスポイントは下記の通り。

・RPGのパーティプレイをωフォースが得意とするアクションで表現しました。
・アクションの敷居は低く設定しているので前作ファンでも安心して遊べます。
・ジルオール前作のキャラクタも数多く物語に絡んできます。
・前作の5年前という世界設定もありマルチエンディングではありませんが、世界観を踏襲したしっかりとした物語を用意しました。
・サブクエストも数多く用意しました。

鈴木Pの挨拶から「RPGをωフォースで作る」という当作品のコンセプトが強く伝わってきました。はたして製品版(に限りなく近いバージョン)をプレイする事でTGS体験版から受けた印象がどのように変化するのでしょうか?今回はそのあたりにも注目してプレイしました。

※実際にプレイした感想。
体験会では「最初からプレイ」を30分ほど、その後「ある程度進めたセーブデータ」を使用してのミッションプレイを1時間ほど遊びました。既に体験版第2弾も配信されていますが、今回体験会でプレイしたソフトは前述したとおり「限りなく製品版に近い」バージョンになります。

まず、「トリニティ ジルオール ゼロ」はωフォース開発という事でアクション要素が前に出ている印象もありますが、あくまでも本格RPG作品らしくストーリーがかなり重視されている事を書いておきます。

特に冒頭はカットシーンの間にプレイアブルシーンが挟み込まれる形でグイグイと物語が綴られていきます。ストーリーについては書けませんが、「これぞ王道」と感じさせるプロローグは実に私好みで、末弥さんの絵が持つ世界観と程よく噛み合っていると感じました。冒険は始まったばかりですが、どのような結末が登場人物を待ち受けているのかが気になる始まり方です。

なお、ゲーム開始時点で「やさしい」「ふつう」の2種類から難易度を選択することが出来ます。難易度によってゲームプレイに制限が生じたり報酬やシナリオに変化は無いとの事ですのでアクションが苦手な方でも安心して難易度が選択できます。

次はある程度進めた状態でのセーブデータを使用してミッションプレイを体験しました。
こちらも内容は詳しく書けないのですが、一通りのクリアまで1時間弱かかりました。私がプレイしたミッションではとあるアイテムを求めてダンジョンを進行する内容で、ようやくアレウス・ダグザ・セレーネの3人が揃った状態での三位一体アクションが存分に楽しめますし、本作品の売りであるインタラクティブフィールドの攻略がゲームプレイの中心になります。また、道中は単なる雑魚敵だけではなく歯ごたえのある敵も随所に配置され、プレイヤーを飽きさせない作りだと感じました。勿論ミッション終盤にはカットシーンも挿入されて物語を盛り上げます。

ここで「トリニティ ジルオール ゼロ」のゲームシステムについて触れておきます。

10月14日より配信されているTGS体験版では一本道のフィールドを敵をなぎ倒しながら進行していく、いわゆる「無双っぽい」ゲームプレイがフィーチャーされていました。このあたりはアクションで有名なωフォース開発というイメージも強く、J-RPGとしての部分、要するにシナリオであったり成長要素については具体的な映像や情報が少ないこともあってファンにとっても不透明な部分だったはずです。

しかし、こうやって製品版に限りなく近いフルバージョンを最初から遊んでみると、RPGに求められる要素はしっかりと押さえた上で爽快感あふれるアクション要素が加味された「アクションRPG」作品であることが伝わります。

このあたりは11月11日より配信開始された体験版第2弾で是非とも体験してみてください。こちらはアクションシーン以外の要素を盛り込んだ内容になり、「トリニティ ジルオール ゼロ」本来の姿に近いと考えても良いでしょう。製品版は第2弾体験版の内容にメインストーリーが展開されていく形式になります。

前述したとおり本作品のキャラクターデザインは末弥純氏が手がけています。ゲームファンとしては「ウィザードリィ」のモンスターデザインで有名ですが、小説好きとしてはグインサーガの挿絵としても印象深い大好きな絵師です。「トリニティ ジルオール ゼロ」は末弥氏の絵が持つ油絵のような雰囲気をゲーム内グラフィックで実現する事でオーソドックで重厚な物語を盛り上げています。

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プレイしていると少々面白い事に気づいたのでご紹介。第2弾体験版でも確認出来る内容ですので興味がある方は実際にお確かめ下さい。

ゲーム開始時点で2種類の難易度を選択できると書きましたが、実はゲーム中でも難易度は好きなタイミングで変更できます。難易度変更の反映はリアルタイムで切り替わりますので「ふつう」の難易度ではなかなか倒せない強敵が現れた時には戦闘中に「やさしい」に切り替えて乗り切るという事も出来ます。でも、「やさしい」でなかなか倒せない敵の場合は頑張るしかないようです(笑)

もう一つ書いておきたいのはジャンプと落下です。
J-RPGでジャンプが出来る作品と言えば最近ではアトリエシリーズぐらいでしょうか?確かにアクション要素が無いゲームでジャンプの必要性は少ないですし、マップで想定外の場所にハマりこんだりと開発側からするとデメリットの方が大きいのでしょうね。しかしアクションRPG「トリニティ ジルオール ゼロ」はしっかりとゲームプレイ中でジャンプが出来ます。最近はジャンプが出来ないアクションゲームもたまにありますからねぇ。ジャンプの挙動や処理はさすがにωフォースらしくしっかりしたもので安心して飛べます。それにセレーネはジャンプ要員ですな。

そしてジャンプに付きものと言えば「落下」です。崖や橋などからジャンプすれば簡単に落下することが出来、その際には「ボシュ」という感じの効果音とともにプレイヤーキャラは掻き消え、元いた場所に復活しペナルティとしてHPがやや減ります。ちなみに敵キャラを崖から落とすと飛べない敵以外は簡単に倒せます。私はこの「落下」システムが妙にツボに入りました、何故でしょうね。

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「トリニティ ジルオール ゼロ」をプレイしているとアクションRPGの更なる可能性を感じ取ることが出来ました。当作品を成長要素が盛り込まれたアクションゲームと受け取るのか、アクション要素が極限まで強化されたRPG作品と受け取るのかは人それぞれでしょうが、どちらの要素も手を抜かずに作り込まれていることは伝わります。アクションゲームファン、RPGファン、そしてジルオールのファン、どの立場の方でも安心して楽しめるように配慮された作品です。

※質疑応答等は別記事にて書きます。

公式サイト
トリニティ ジルオール ゼロ
TECMO KOEI GAMES |TRINITY 開発者ブログ


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