先般紹介したパナソニックキャンペーンで応募した「アバター3D」が到着しました。映画の内容等については全く触れておりませんのでご安心を。







今回のキャンペーン商品の目玉はなんと言っても非売品の「アバター3D」でしょう。大ヒットした映画「アバター」のBlu-rayパッケージは既に発売されていますがBlu-ray 3Dバージョンは2011年の発売がアナウンスされています。要するに「アバター」を3D立体視で視聴する事が出来るのは現時点ではキャンペーンの非売品ディスクのみという事になります。

Sonyでも同様のプレミアムコンテンツキャンペーンは実施されていますが、パナソニックの「アバター3D」の先行配布は作品の人気も含めてインパクトが大きかったのでは無いでしょうか。私も「VIERA買って良かった」と思いましたもん。

いやー2時間40分の長編映画を一気に見たのは久々ですね。3Dメガネによる目の疲れ等も感じなかったし最後まで楽しく視聴出来ました。

映画の内容については書くつもりもありませんが、3D推しの当ブログらしく話題になった「アバター」の3D演出について少しだけ書いておこうかなと。なお、私は当作品を映画館で見ていませんのでBD版との3D効果の違いについてはコメント出来ない事をご了承下さい。

視聴環境は「パナソニック 3D VIERA TH-P50VT2(50インチ)」とPS3になります。ちなみに今回のキャンペーン商品にはアバターの監督、ジェームス・キャメロン氏が選んだVIERAの画質設定メニューが添付されていますので設定を合わせて視聴しました。

まず、奥行き感の演出は3D表現を最初から意識したアングルや配置が実に効果的でしたね。3Dゲームでも同様ですが3D演出を考慮しているかどうかで随分と表現力に差が出てくる感じです。「アバター」の魅力の一つである美しい自然の風景が3D効果で広々と開放的に表現され、独特の生態系を持つ個性的な動物達が3Dで躍動する場面は思わずのめり込むほどの迫力です。

次は飛び出し感の演出について。映画に登場するクラゲのような生き物、そして雪や火の粉のような小さなものは思いっきり画面から飛び出してきますね。映画を見ている間、何度か手をさしのべてしまったぐらいです。東京ゲームショウ2010で体験した「Killzone3」での雪の演出でも同様の印象を受けました。このあたり、大きくてピントがはっきりしたものが画面を飛び越えてくるような効果を演出するのは難しいのでしょうか。

取りあえず3Dテレビ環境で「アバター3D」を見た感想は「自宅でこれほどの映像を視聴出来る時代になったのか」という事です。

映画「アバター」に関しては、元々の映像品質が素晴らしいのは勿論ですが、現時点で最高の3D演出技術を緻密に計算し尽くして贅沢にコストを掛けて2時間40分の映画に注ぎ込んでいます。私自身の視聴環境は決してハイエンドとは呼べないにも関わらずこれだけ楽しめたら文句はありません。ハイビジョンラバー氏の言葉を借りるならば3D効果によって「感動度」は確実に増しています。

「アバター3D」のBlu-ray 3Dパッケージが2011年のいつ頃発売されるかは明らかにされていませんが、3DテレビやPS3を含む3D映像機器の注目度が少しでも上がれば良いなぁと思います。