Spike TV主催の「Video Game Awards Show」の翌日にSCEが独占タイトルの発表イベントを開催するという件については先般既に記事にしましたが、VGAの場でも毎年新作タイトルが数多く発表されています。
海外サイトでは色々なタイトルが予想されていますが、その中でも興味深いのがValveの「Left 4 Dead」PS3版の可能性です。旧作になるのか、まだ見ぬ最新作がマルチになるのか色々と噂されてはいますが、今までとは違い噂にも信憑性が感じられます。
それもそのはず、E3 2010のSCEプレスカンファレンスにValveのボスGabe Newell氏が登壇し、最新作「PORTAL 2」を発表した事で状況はガラリと変わったのです。Newell氏が嫌PS3派であった経緯を知るゲームファンにとっては未だに衝撃的で記憶に新しい「事件」と呼んでも差し支えのない出来事でしたね。
ぶっちゃけた話をすると日本で無事「Left 4 Dead」シリーズのPS3版が発売されたとしても私が購入してプレイするかどうかは別の話です。ゾンビゲームは苦手ですし。先般PS3版が発表された「Mass Effect 2」も日本語版の発売は絶望的と言えるでしょう。それでもワールドワイドでPS3用タイトルが増える、増えるかも知れない情報は実に喜ばしいし歓迎と感謝の気持ちで一杯なのです。
私個人はブログ開設と同時にPS3をロンチからウォッチしてきましたが、確かにその頃からは考えられない程に状況は好転しています。前述したValveもそうですし、Bungieのマルチプラットフォーム転向も同様です。日本でもアトラスがようやくHDタイトルを発表しましたし、未だにSD機や携帯機に留まっている国内デベロッパが少しずつHDにシフトする状況を見つめていくのは実に楽しいものです。
初代PSのキャッチコピー、「全てのゲームは、ここに集まる。」はゲーム機初参入のSonyに対し圧倒的な独占コンテンツを誇る老舗のセガという対照的な戦いという事もあって揶揄される事もありましたが結果は皆さんの知るとおり。この戦いは1本のBlockbusterタイトルで戦局が一変したと評される事もありますが、最終的にPSを底上げしたのは「ソフトの多様さ」だと考えています。
そしてPS3に至っては持ち前の多様なソフトだけではなく、ハード面も多機能化していますね。Blu-rayの視聴もデジタルTV放送の録画も「出来た方が良い」訳で、「必要ない、不要だ」というのはあくまでも個人個人の事情であって私には関係が無いし興味は更に無いのです。
まぁPS3はマルチにされて悲しくなるような独占タイトルも少ない(ヴェルサスもPS3で発売されたら後はどうでも良い)訳で、2011年以降もどのようなコンテンツやハードが「ここに集まってくる」のでしょうか、今から楽しみです。
関連記事
VG247 » Blog Archive » VGA video contains “Infected” tease, looks like Left 4 Dead