ビジュアルの変更が大きな波紋を呼んだカプコンの新生「DmC Devil May Cry」について、カプコンスタッフによる欧州公式フォーラム内での力強いコメントが話題になっていますのでご紹介。
Capcom Europe - View Single Post - New assets from DMC Devil May Cry
News: Capcom aiming to make 'the perfect Devil May Cry' - ComputerAndVideoGames.com
フォーラム内のコメントを簡単に要約するとこんな感じです。
「Ninja Theoryはモーションキャプチャーやスクリプト及び演出と言ったカプコンが苦手としていた部門で秀でており、カプコンが作品を監修しDMCらしいバトルシステムやキャラクターを持ち込むことで最良の組み合わせになるでしょう。DMCはレビュースコア90点以上を獲得するシリーズ最高の作品を目指しています。」
新生「DmC Devil May Cry」の情報で実質的に公開されたのはTGS2010のタイミングで発表されたティザートレイラー、それに伴うスクリーンショットのみです。確かにダンテのビジュアルインパクトが大きかったことは間違いないのですが、肝心のゲームプレイ詳報が何も無い状態にも関わらず国内外で騒ぎすぎかなとは思います。これでは男性ユニットの存在が判明しただけで署名活動をおこすような人達と対して変わらん。
私もTGS2010の場で、とある沈没船がドヤ顔で紹介していたDCM映像には良い印象を覚えなかったのも事実ですが、これはあくまでも憎き坊主に対する感情であり、坊主の袈裟に対するものではありません。今ではその坊主も海底に沈んでしまったのですから、なおさら罪のない袈裟にはフラットな心境で取り組みたい。
昨年発売されたNinja Theory開発の「Enslaved」は実に面白いアクションアドベンチャーでしたので、素直にゲームとしての「DmC Devil May Cry」には期待しています。しかしまぁ売れるかどうかは別問題で、特に今のままのビジュアルで日本での成功は少し厳しい。
私個人としては「売れるゲーム」よりも「面白いゲーム」を数多くプレイしたい人ですので、新生「DMC」が満足できるゲーム内容であれば問題ありません。しかし、残念ながら面白いゲームが売れるとは限らないのがゲーム市場というもので、特に日本ではその傾向が強いですね。
カプコンのワールドワイド戦略も含め、「DmC Devil May Cry」の今後の詳報には注目するしかないでしょう。
最後にTGS2010のタイミングで公開された過去作品も含めたDMC映像を張っておきます。