先般発表されたばかりの「iPad 2」に搭載されているGPUが「PowerVR SGX 543MP2」である事がEngadgetに掲載されていますのでご紹介。







iPad 2 仕様詳細:GPUはSGX543MP2、ベンチで約3~7倍高速

前モデルよりも相当に強化されているiPad2のグラフィック性能を支えているのが前述した「PowerVR SGX 543MP2」になります。今ではPowerVRの名前はセガのドリームキャストだけではなく、SCEの次世代携帯ゲーム機「NGP(仮称)」に採用される事で久々に脚光を浴びました。個人的にはPowerVRと言えばNECのイメージが強いのですけどねぇ。3Dグラフィックカード黎明期に本気で購入を検討していた時期もあります(結局Voodooを買ったけど)

さて、iPad2の「543MP2」に対し、NGP(仮称)では「543MP4+」の採用が発表されています。大きな違いはiPad2が2コアモデルでNGP(仮称)が4コアモデルといったところでしょうか。「+」が気になるところですが現時点では全く不明だったりします。他にもクロック数の差が気になりますが、兄弟チップである事は間違いありません。

私はスマートフォンやタブレットでゲームをする趣味は無いので、解像度が拡張されなかったiPad2には殆ど魅力を感じなかったのですが、NGP(仮称)と同系チップのゲームグラフィックと考えると俄然興味が出てきました。店頭で触ってNGP(仮称)の性能をほんの少しだけでも先取りするのも面白い。

まぁグラフィックチップの性能が近かったとしても、768×1024の9.7インチ液晶と960×544の5インチ有機ELとでは見た目に大きな差が出るでしょう。たとえ同じ画像を映し出したとしてもNGP(仮称)スクリーンを美麗に感じる人が多くなるはずです。

それぐらいドット密度がグラフィックの見栄えに与える影響は大きいのです。早々にCPUやGPUの性能がスマートフォン等に追い抜かれる事は想定の上と考えるならば、NGP(仮称)がスクリーンやインタフェイスに力を入れた理由も自ずと見えてきます。

とにかく、結論としては「早くNGP(仮称)の実機を触りたい」の一言だったり(笑)

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