「龍が如く」チームによるワールドワイドタイトル第一弾、「バイナリードメイン」の最新PVが公開されていますのでご紹介。






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昨年発表されたときに国内外のゲームファンから沸き上がった「あれれ?」という声、明確な違和感から一気に持ち上げてきたと私は感じました。初出情報(特にトレイラー)の印象で私を含めたゲームファンのハードルが程よく下がっていたというのも大きそうですけど。

ファーストトレイラーがカットシーン中心だったのに対し、今回はゲームプレイ中心に編集している事から直接的な比較に意味は無いのかもですが、素直に「お、結構面白そうじゃん」と期待させる映像に仕上がっていると思いますよ。

それにグラフィックも良い意味で「効率よく制作している」印象が強かったPS3版「龍が如く」シリーズと比べ、しっかりとコストを掛けているようです。HD開発が浸透している海外デベロッパの品質に対抗する為には、この辺りをケチると途端に安っぽくなりますからねぇ。

ただ、この作品が海外は勿論、国内でも売れるかどうかは不安なままです。国産ワールドワイドタイトル、特にTPSががなかなか乗り越える事が出来ない壁「TPS/FPSの本場では埋没し、日本では敬遠される」という、どっちつかずの状況を打開するほどのパワーを今のところは感じられないからです。

ボクシングでも敵地での挑戦で王座を奪取するにはKOか判定で圧倒する必要があります。良い作品を創り上げる事は当然の大前提として、国内外で成功させるためには「売るため」のセンスに長けている名越監督の手腕が問われる事になりそうです。