2011年5月19日の発売が予定されている「グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-」の体験版をようやくプレイする事が出来ましたので感想でも。






グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争- 公式サイト

残念ながらこの記事を書いている時点ではPSNが長期にわたるダウン中という事もあって体験版のダウンロードは出来ません。私は「キャサリン」の件もあって、興味があるソフトの体験版はなるべく配信日にダウンロードするようにしていたので助かりましたが・・・。



当作品はクォータービューで表現されたマップでのS-RPGがベースになります。マップの高低差やキャラの向きによる回避やダメージを考慮しつつ、戦略的にちびちびと戦っていくのが実に楽しいですな。時間が掛かりますけど大好きなゲームジャンルの一つです。

とまぁ基本的な部分はタクティクスオウガから派生したS-RPGをひな形としている訳ですが、独特なシステムで有名なスティングが開発を手がけている作品だけあって個性的なシステムが色々とトッピングされています。

現時点で明らかにされている「グングニル」の戦闘時における独自システムは下記の通り。

タクティクスゲージ・・・攻撃力の上昇や特殊攻撃で使用。ユニット移動で溜まる。
ビート・・・近接ユニットとの連係攻撃
ブースト・・・近接ユニットからの攻撃支援
スクランブル・・・行動順の割り込み。勿論リスク有り。


ゲーム序盤では上記の各要素がチュートリアル形式で次々と紹介されます。ゲーム独自の要素ってプレイしている時は「ふんふん」と判っていたつもりでも、暫くプレイして慣れるまでは今ひとつ理解出来ていない事って多いですよね。特にスティング作品の場合は独自要素が多いので尚更です。

数多くの要素で頭がグルグルしてきた方もいらっしゃるかもですが、序盤のうちはそれ程気にせずにプレイする事が出来ます。勿論中盤以降は上記要素を使い込まないと戦いは苦しくなるのでしょうけどね。それまでに慣れておけばOKでしょう。

後は特定ユニットだけをずっと行動させることが可能というのもちょっと面白かったですね。他ユニットを放置していても、配置を工夫することによってビートやブーストで効率よく戦うことが可能になりそうです。

私自身が「グングニル」体験版をプレイして感じたことは、S-RPGとしてのベースがしっかりと作られているので独自要素については違和感が無かったですね。使いこなせているかどうかは別ですが(笑)、主張しすぎることなく上手く盛り込まれていると感じました。



あと、詳しくは書きませんがストーリーが気に入りました。主人公ジュリオ少年のヒロイックな物語であり、ボーイ・ミーツ・ガールな物語の予感です。素晴らしいオッサンになっても大好物なテーマですね。

レジスタンスを舞台とした物語と言う事もあって序盤からシリアスな展開になりますが、雰囲気を和ませる台詞や演出が随所に盛り込まれているのも好印象ですね。きゆずきさんの柔らかな絵柄とゲームの世界観も個人的には程よくマッチしていると感じました。この辺りは人それぞれでしょうけど。

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最後に体験版をプレイしていて気になった事をつらつらと書いておきます。

・画面に情報が詰め込まれているのでやや煩雑。PSPgo本体でのプレイは若干目が痛くなった。
・イベントシーンでのキャラグラフィックの種類が少ない(少なくとも体験版では1種類)ので、どの台詞でも同じ表情だったりする。
・キャラボイスがない


DL版の配信もアナウンスされていますが、PSPgoでのプレイはちょっと厳しいと感じましたね。私はHDMIコンバータを使ってXEL-1で遊びますが、試しに本体液晶で少しの時間プレイしてみたら目が痛くなりました(笑)

あと、キャラグラフィックのバリエーションはもう少し欲しかったなぁ。製品版ではどのように変わるのかは判りませんけど。

若干気になった点もありますが体験版の感触は上々で、製品版のその後が気になって仕方がない「グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-」への期待度は相当に高まりました。発売の2011年5月16日までに手元のゲームをどれだけプレイ出来るかが勝負ですな・・・



なお、「グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-」では発売前キャンペーンとしてtwitterと連動した豪華賞品が当選する企画が実施されています。当ブログでも取り上げていますので、興味がある方はどうぞ。

「グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-」体験版が配信開始。Twitterキャンペーンも

B004PEHFEQグングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-
アトラス 2011-05-19

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