長友君もインテル完全移籍か~。走力のあるサイドバックは世界中どこでも人材難だという事が判りますな。日本のサッカー少年もサイドバックを目指そう。

さて、秋の定番タイトルの最新作「PES 2012(ウイニングイレブン 2012)」が正式発表されましたのでご紹介。ウイイレシリーズでは有名な高塚氏による日本語音声がバッチリ収録された映像も公開されています。






PES 2012 is revealed | Games Industry | MCV

PES2012の改良点は「チームでの攻撃」との事で、プレイヤーの選手が個人技だけで局面を打開していくという近代サッカーとは乖離した要素をなるべく排除する為に色々と工夫しているようですね。

今回の映像を観ていて感じたことは「FIFAシリーズとは違う方向性」が顕著になってきたなぁという事です。FIFAシリーズは既に11vs11という最大人数でのオンライン対戦を可能にしている一方、PESシリーズのオンライン機能について昨年までは目立った進化がありませんでした。

最新作でオンラインがどこまで強化されるのかについては今後の情報を待つしか無いのですが、高塚氏がマルチプレイについては全く触れなかったところを見ると目立った変化は無さそうです。その分オフライン要素の充実にリソースを注いでいる感じです。

Konami: 'Rebuilding PES is a long process' | Games Industry | MCV

そして、別インタビュー記事では英国コナミのPete Stone氏がインタビューにおいて「我々はFIFAより多く売ることは出来ないかも知れない」と前置きした上で「ライバルに対して品質面で差を縮めつつある」と主張しています。

これって「売上げでも、内容でもライバル(FIFA)に負けている」と公に認めているようなものですよね・・・。

まぁ確かにPESシリーズとFIFAシリーズの売り上げ差は年々広がる一方です。内容に関しても、FIFAが圧倒的に充実しているオンラインを軸に隙のないフットボールゲームとして年々進化している事と比較すると停滞してる印象は否めません。

Stone氏の発言は現実的だと思いましたが言わなくても良い事だよね。ちなみに過去4年分のPESvsFIFAのPS3版売上げ比較は下記の通り。

FIFA 08:日本2万/北米37万/欧州他131万/世界170万
PES 08:日本32万/北米4万/欧州他139万/世界175万


FIFA 09:日本4万/北米49万/欧州他201万/世界254万
PES 09:日本38万/北米9万/欧州他165万/世界212万


FIFA 10:日本5万/北米58万/欧州他300万/世界363万
PES 10:日本46万/北米29万/欧州他158万/世界232万


FIFA 11:日本6万/北米50万/欧州他370万/世界425万
PES 11:日本51万/北米19万/欧州他140万/世界210万


ゲームのオンラインにはさほど興味を示さない私ですらFIFAのオンラインプレイには夢中になりました。FIFAのアプローチが日本以外のサッカーゲームファンから支持されている事は明白ですが、PESのオフライン中心のゲームプレイが良い方向に熟成すれば両者は共存できるかも知れません。

コナミは、あれだ・・・Jリーグ版を統合してくれたら無条件に毎年購入するのですけどねぇ。