本日2011年5月22日、カプコンイベントにて衝撃的に発表された「モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.」に伴い、SCEから新ブランド「PSP Remaster」が発表されましたのでご紹介。






PlayStation®3専用の新しいタイトルシリーズPSP® (PlayStation®Portable) Remaster~PSP®の名作タイトルが装いも新たに、PS3®専用タイトルとして登場~ | プレイステーション® オフィシャルサイト

「PSP Remaster」によって実現される機能は下記の通り。

・グラフィックスのHD化
・SIXAXIS/DUALSHOCK3への対応による快適な操作性
・PS3向けの新しいコンテンツ
・3D立体視対応等
・PSP版の同タイトルとセーブデータを共有
・PSPのアドホック機能を使った協力・対戦プレイ

全てのタイトルが上記機能に対応する訳では無いようですが、MHP3HDは「新コンテンツ」以外は対応しています。これで少し前に噂記事として取り上げた先般取り上げた「God of War Portable Collection」が真実味を帯びてきました。

MHP3HDに関してはカメラ移動を右スティックに割り当てる事によって操作性が随分と良くなりそうです。マルチプレイでは若干の差が出てくるかも知れませんね。

さて、「2011年夏」の発売が予定されている「MHP3HD」で気になるのは、PSP版「MHP3」が発売されてから8ヶ月程度の間隔でのリリースになる事です。MHP3HDの開発期間や移行コストを我々一般のゲームファンが知ることは難しいでしょうが、大きな負担にならないと判れば興味を抱くソフトハウスは多いでしょう。

更に「PSP Remaster」は次なる展開への布石と考える事も出来ます。

確かに今のところ日本ではPSPが一番人気のハードですが、欧米では異なります。その日本においても1年以内に次世代ハードに切り替わる事が確定しているのです。その点から「PSP Remaster」の開発環境が提供する最終的な着地点はPS3/NGP(仮称)だと考える事もできるのです。HD未参入の国内デベロッパがPSPの開発環境を少し変える事によって短期間低コストでPS3やNGP(仮称)タイトルを開発出来るならば良いきっかけになるでしょう。

PS3本来のグラフィック性能や機能を使い込んだタイトルについては大手デベロッパ中心になりそうですが、PSPが中心となっている国内デベロッパに対するフォローにはなるでしょう。

個人的には「PSP Remaster」の見据えた先が今から気になります。


そういえばFF零式の実機映像も今回のMHP3HDもイベント発の情報ですし、タイミングが土日と言う事もあってじっくりと取り組むことが出来ました。大抵のゲーム情報は木曜日に発売されるゲーム誌の情報がフラゲで火水の昼前後に流れて広まり、フェイクかどうか良く判らない状況のまま発売日になって「やっぱり本当だった」という興ざめな展開が多かっただけに新鮮でワクワクしました。