TGS2011：Vita「WipEout 2048」試遊感想。モーション操作は慣れが必要 : ゲームかなー速

【注目記事：ソニーHMD「HMZ-T1」体験レポート／9台目のPS3がやってきた／【注意喚起】TOXネタバレ被害】

PS Vita「WipEout 2048」をTGS2011でプレイしましたので軽く感想でも。

4Gamer.net ― ［TGS 2011］PlayStation Vita用レースゲーム「WipEout 2048」をジャイロセンサー/キー操作の両方でプレイしてきた

「WipEout 2048」はE3の時点で正式に発表されているタイトルで、PS3版「ワイプアウトHDフューリー」とのクロスプラットフォーム対戦の実現が予定されている実験的な作品でもあります。そしてもう一つの注目点は当作品がワイプアウトの本家であるSCEリヴァプールスタジオが直接手がけている事です。

PS Vitaのロンチにあたり、SCEWWSが培ってきたPS3の人気フランチャイズが数多くポーティングされる事が発表されているものの、その多くが別デベロッパによる開発となる中で、ワイプアウトに関してはオリジナルのデベロッパが手がけている訳です。このあたりはクロスプラットフォーム対戦等の関係もあるのでしょうね。

今回TGS2011で出展されたバージョンはシングルのみで、前述したPS3版との対戦や他PS Vitaとのマルチプレイは選択することが出来ません。勿論、シングルプレイのみでも「ワイプアウト」シリーズの特徴である滑らかでスピーディなレーシング体験は満喫できます。美麗な有機ELスクリーンに映し出された精緻な背景グラフィックに見惚れる隙を与えない高速レーシングアクションが展開され、否が応でもプレイヤーの没入感は高まります。

残念だったのは、今回の試遊機に用意されているヘッドホンが周囲の音も拾ってしまうためにゲーム音楽に集中できない事でした。特にワイプアウトシリーズは映像と音楽の相乗効果で没入感が更に高まりますので、出来ればノイズキャンセルタイプのヘッドホンを用意して欲しかったところです。

なお、TGSにおける「WipEout 2048」の試遊バージョンでは通常操作とモーション操作の2種類を遊ぶことができます。制限時間内で2種類とも完走可能という事もあり、プレイ時間は長めになります。別ゲームの列よりも明らかに進行は遅くなりますので、最初から覚悟しておいた方が良さそうです。

今回の試遊ではモーション操作を先に体験しましたが、PS Vitaを傾けてのホイール操作がどうにも難しくて最後まで慣れませんでしたね。やはりその後でプレイしたスティックを使用する通常操作には慣れていることもあって楽々と1位を獲得することが出来ました。モーション操作のみのマルチプレイモード等ならちょっと面白そうかな？と思いましたが、敢えてモーション操作でプレイする気にはならないなぁ。

ともあれGTシリーズとは対極とも言える、SCEが誇るレーシングアクション最新作「WipEout 2048」はPS Vitaでもやはり「WipEout」でした。早く自室でお気に入りのヘッドホンで没入しながらプレイしたいゲームの一つです。