FINALFANTASYXIII-2 | SQUARE ENIX

さすがは「パルスのファルシのルシがパージで云々」で伝説を作った前作だけはありますね、おさらい動画のはずが「やはり訳判らない」という印象を与えかねない内容です。私はこの手のケムマキ系ゲームの専門用語に関しては深く考えないようにしています。「現在プレイしているキャラはどのような理由で今の行動を起こそうとしているのか？」という点が物語でしっかりと表現できていれば良いのです。

しかし、このあたりが前作FFXIIIで指摘されている問題点の一つになりました。

実際のゲームプレイについてはマップ上で行き先が判りますし、目の前の雑魚やボスを倒せばゲームは進行します。しかし本来は売りであったはずの美麗なムービーやイベントシーンも造語が散りばめられた「訳が判らない」ものとして軽視されてしまった可能性も否定できません。

FFXIIIをプレイした人で、物語の中核に興味を持つこともなく、キャラクタ達の行動理由を深く知ろうとも思わないままに何となくクリアするか、途中で挫折してしまっている人も存在するでしょう。勿論そこには「満足」という評価が当てはめられる事は無いはずです。

続編である「ファイナルファンタジーXIII-2」の販売予測を立てることが難しいのはそのあたりに起因します。

FFX-2のように「続編ではあるけどスピンオフ的な意味合いが強い」作品ならば「別もの」と考える事も出来ますが、FFXIII-2は少し意味合いが異なります。マルチ開発に併せてDVD1枚ボリュームで制作されたりとガッカリな要素もありますが、多くの要素が前作から大幅にブラッシュアップされ、ゲームとしては大幅にグレードアップしていることが伺えるからです。

しかしどれだけゲームの品質を上げたとしても、FFXIII-2の販売本数の母体となるのは「前作の本数」であり、続編購入の係数を左右するのは「前作の評価」になります。要するにFFXIII-2の販売本数、突き詰めるなら初週本数こそが「前作を楽しんだ人」の実数に近いと考える事ができるでしょう。

その数が全く読めないのです。ネットの評価だけを見ると20万本売れたら御の字では？と思ってしまいがちですが、ネットは声が大きな少数派が騒いでいるだけですから市場や世間の傾向とは乖離している事が多いのも事実。私は初週50万～60万ぐらいかなと予想していますが、はたして。

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