新生「ファイナルファンタジーXIV」のPS3版スケジュールが明らかに。中途半端な課金開始には裏がある？ : ゲームかなー速

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2010年9月にPC版が先行販売された「ファイナルファンタジーXIV」の課金開始の告知、及びPS3版のスケジュールが明らかになりましたのでご紹介。

今回発表された「新生FFXIV」の特徴は下記の通り。

①チップで構成されコピー要素の強いMAPの全変更
②新しいグラフィックスエンジンの搭載
③サーバーシステムの新設計と根本的高速化
④ユーザーインターフェースの全リニューアル
⑤インゲームコミュニティシステムの大幅拡充

詳細は公式のPDF資料をご確認いただければ判りますが、確かに「改良」「改善」というレベルではない新作の息吹を感じます。シームレスマップの撤廃といった「現実的」な変更点もありますし、将来を見据えた息の長いベースシステムの構築に注力したという感じですね。PS3版と平行して運用される予定というのも実に頼もしい。

しかし、同時に発表されたスケジュールに関しては若干判りにくいような。ロードマップに幾つか色を付けました。

【FFXIV新生ロードマップ】
・2011/11下旬～12上旬PC版課金サービス開始
・2011/11下旬～12上旬パッチ1.20リリース
・2012/02/上旬パッチ1.21リリース
・2012/02 新生FFXIV開発内テストサーバー構築完了
・2012/04/中旬パッチ1.22リリース
・2012/04 新生FFXIVクライアントシステム完成
・2012/04 新生クライアントへ全コンテンツ移植作業を集中的に開始
・2012/06 E3にて新生プロモーションムービーをワールドワイド公開
・2012/07/上旬～中旬パッチ1.23リリース
・2012/09-10 PC版新生クライアント/ PS3版βクライアント配布
・2012/10-11 PC版一定期間の無料運営実施/PS3版クローズドβ開始
・2013/01以降新生クライアント販売/ PS3版発売、課金サービス再開

要するに、リビルドされた「新生FFXIV」のクライアントが登場するのは「2012年9月～10月」となり、それまでは現行FFXIVがアップデートされながら継続される形になります。

気になるのは、その「新生FFXIV」であるVer2.0が姿を現すまでに課金を開始してしまうということです。勿論、営利企業としてはいつまでも無料期間を継続するわけにはいかないのは判りますが、既に無料で1年間運用した上で2013年1月を予定している「新生FFXIV」までの更なる1年間を待てなかったのでしょうか？

これについて若干穿った見方をするならば、現行のFFXIV無料プレイヤーの多くを課金開始のタイミングで一旦切り離してしまおうと言う目論見があるのでは？と私は考えています。

課金のタイミングで離れてしまうユーザの大半は「新生FFXIV」がいかに力作であろうとも今までの先入観や偏見で否定的な意見や不満を持ち続ける可能性が高い、という認識をスクエニが持っているかも知れません。ならば本稼働1年前ぐらいにさっさと縁を切って頂いた方がお互いにとって幸せなのかもです。

そして、このタイミングでも課金してプレイを継続するユーザは「新生FFXIV」に対しても高いロイヤリティを保ち続けるでしょう。これこそまさに「アンバサダー」と呼ぶに相応しいプレイヤーです。

「新生FFXIV」はアンバサダーとPS3からの新規顧客をターゲットに、「新たなゲームシステム」と「新たな客層」でスタートすることがスクウェア・エニックスの算段なのかもですね。

早くPS3版クライアントで「スクウェア・エニックスの本気」を確認したいものです。その頃、私のPS3が何台になっているかも興味がありますね（笑）予想は13台。

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