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色々なことがあった2011年を軽く振り返る雑記企画。今回は「PlayStation 3」についてつらつらと書いた前編です。

雑記:「Nintendo 3DS」の今と未来

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雑記:「PS Vita」の今と未来【中編】

雑記:「PS Vita」の今と未来【後編】

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ps3








計画通りの値下げ
2011年8月にドイツで開催されたgamescomの場でPS3の値下げが発表され、日本での価格は従来より5000円安い24980円となりました。今回の値下げは日本市場だけを見ていると若干理解が難しいかも知れません。

普及しきった感のあるWiiに対してPS3本体の週販が上回る事が普通になり、欧米市場の強力なライバルXbox360は日本では波に乗りきれないままです。少なくとも日本市場では値下げしたからと言って劇的な効果は望めないでしょう。

意地の悪い考え方をするならば、2012年の発売が予定されている「Wii U」の発売直前に値下げをぶつけても良かったのですが、SCEは計画通りの値下げを敢行しました。


ソフト円熟期
2011年のPS3ハードを促進したのは値下げよりも「ソフトの充実」が大きいと考えています。気がつけば国内の人気フランチャイズの多くがHD制作にシフトし、ヒットを記録するようになりました。

各ソフトハウスもPS2時代のSDからHDへとシフトする段階で色々と苦労をしたとは思いますが、頑張って乗り越えない限りは次のステージに進む権利をつかみ取ることは出来ません。そして、初期の段階からHDにシフトしたメーカーは随分と手慣れてきた印象もあります。

2012年も各ソフトハウスから発売されるPS3タイトルが市場を賑わすことでしょう。

これからが普及期?
しかしその円熟期と思われたPS3タイトルですが、11月17日に発売された「二ノ国 白き聖灰の女王」は予約段階から奮わず、初週6万、年内の累計でも11万本程度に留まっています。実に良くできた一般層受けするキャッチな大作なんですけどねぇ。

1年前に発売されたDS版とベースになる物語が同じという事が売上に影響したのでしょうが、大幅に強化されたジブリのアニメパート等に魅力を感じる層にPS3はまだまだ普及しきっていないという側面も感じ取りました。

ゲームに一定以上の興味を持っている人で、今なおPS3を所有してない人は未来永劫購入することは無いでしょう。彼らの「買わない理由」についても理解は出来ないものの、日本人として「思想・信条の自由」はなるべく尊重したいですね。関わる気はありませんけど。

2012年からがPS3の本格的な普及期なのかも知れません。