CVGにSCEのコーポレートデザインセンター・曽我部卓氏のインタビュー記事が掲載されていますのでご紹介。
PS Vita Interview: The man who built PS Vita - ComputerAndVideoGames.com
色々と興味深いインタビューが掲載されていますが、私が関心を持ったのは下記の内容です。Q:貴方のデザインアイデアは製品の機能性とコンフリクトする事はありますか?なる程、本来のPS Vitaはもう少し薄い形状で世に送り出される予定だったのですか・・・。私個人はPS Vitaのサイズやボタンポジションに不満や違和感はありませんが、人によって手の大きさも異なりますから受け取り方は様々でしょう。
PS Vitaに限りませんがエンジニアとデザイナーは常に戦っています。例えば、PS Vitaのオリジナルデザインは現在の製品よりも遙かに薄かったのですが、エンジニアは機能を詰め込みたかったのです。今後の商品では薄くなるでしょうが、その為にはエンジニアは頑張らなければいけませんね。ボタンとアナログスティックのポジションはデザイナー視点では最適ではありませんが、ゲーム機として最良だと思います。
どうしてもPSPより大きく厚くなっている事から「持ちにくい、重い」と感じる人が存在することも否定できません。女性やお子さんなら尚更ですよね。
インタビュー記事にもあるように、今後発売されるであろう新モデルでは更なる薄型化にも期待出来そうですが、ロンチの機能を削るわけにはいきません。分解記事等でもパーツが詰め込まれた印象があるPS Vitaをどれだけスリムに仕上げていくのか、SCEエンジニアの腕の見せ所ですね。