itagaki
Valhalla Game Studiosで2013年発売予定の「Devil’s Third」を開発中の板垣伴信氏が海外インタビューで好き勝手コメントしていますのでご紹介。





Itagaki Talks THQ Troubles, Devil's Third, And Next-Gen Consoles - Features - www.GameInformer.com

THQの経営危機に関する事だけではなく、多岐に渡ったインタビュー記事が掲載されていますので興味がある方は是非とも全文の熟読をオススメします。その中でも興味を引かれたコメントを紹介します。

銃に対する拘りはありますか?渡米した際には射撃場に行ったりしますか?

板垣氏:射撃経験が無い人が作るシューターは無様でしょう。射撃の経験は沢山あります。ロス市警に友人がいて、射撃場に連れて行ってくれます、実に良い場所だね。

物言いは若干過激ですが判りやすい話です。しかし、現実的にはクリエイターの「射撃経験」がシュータータイトルのゲーム性やバランスに目立った影響を与えることは殆ど無いでしょう。

北米の人は「銃を撃ったことがない日本人が作るシューターが面白いわけがない」という強ち的外れではない先入観で日本産のシューターを見ているはずです。それは我々日本のゲームファンも同様で、逆の立場だったら同じ事を考える人が少なからず存在するはずです。

「Devil’s Third」はTHQをパブリッシャとして発売されます。最近でも話題となった同社の経営危機が本作品の開発やプロモーション等に影響を与えるのかどうかは判りませんが、板垣氏は「日本人」クリエイターとして世界の市場で戦わなければいけません。むしろ「NINJA GAIDEN」の看板は邪魔になるかも知れないのです。

同時期に数多くのゲームが発売され、「評価のステージ」にすら上げて貰えないタイトルが埋もれていく状況は北米や欧州でも同様でしょう。その状況を打開するための施策を打つのがパブリッシャの仕事です、THQの手腕に期待しましょう。



敢えて今回の記事では取り上げませんでしたが、同インタビュー内で板垣氏は坂口・稲船・三上といったクリエイターが元々所属していた会社を去った理由を赤裸々に語っています。まぁ我々一般のゲームファンでも知っている内容ではありますが、同業者が語ると微妙な説得力があるから困りますね(笑)