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日本では2012年2月16日に発売された「バイナリードメイン」が本命?の北米市場においても苦戦していることがNPDのデータから明らかになっていますのでご紹介。





『パルテナ』『バイナリードメイン』他、NPDが追加販売データを報告 | インサイド (その他、全般のニュース)


一方、レビューではまずまずの評価だったセガの国産シューター『バイナリー ドメイン』の米国初月セールスは僅か2万本というスタートで、ミリオンヒットの『Mass Effect 3』と対照的に、海外ではマーケティングがほとんど行われていなかった点が指摘されています。

参考までにVGChartzのデータでは下記の通り。
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Binary Domain - PlayStation 3 - VGChartz

Binary Domain - Xbox 360 - VGChartz


PS3独占で発売されていた「龍が如く」シリーズの国内販売に遠く及ばないのですから、なかなかに厳しい結果です。開発費も相当に掛かっているでしょうしね。

「バイナリードメイン」の結果はセガだけではなく、海外展開を考えている国内ソフトハウスにとっても頭の痛い話でしょう。私自身は購入していないものの、体験版は「楽しめる」内容でしたし、実際にプレイした国内ゲームファンからの評判も悪くありません。

要するに、ゲームソフトとしては「敵地の土俵」であるシューターの枠組みの中で「ベストを尽くして」面白いものを追求し、形にすることに成功しているのです。しかし、そこまでやっても結果は出ていないのですから困ったもの。

「じゃあ、何をすればよいのだ?」と頭を抱えたくもなるでしょう。

フロムの「ダークソウル」のように独自性を追求したタイトルが国内外で評価されて結果も出している一方で、新規IPのシューターは軒並み迎撃されています (ダークソウルは幸運な成功例ですが・・・)。バンダイナムコゲームスは海外戦略を「失敗」とし、国内向けにシフトして結果を出しました。コナミはもう、 確実に売れるタイトル以外はソーシャルにシフトしています。

今は「龍が如く5」に注力するでしょうから暫く先になるのでしょうが、「龍が如くスタジオ」の次なるワールドワイド展開がどのような方向に進むのか?興味深く見守りたい。