「機動戦士ガンダムUC」は2010年2月に第1巻(ep1)がリリースされ、当初の予定だったep6完結から延長される事が発表されています。テレビ放送を全く行わない「ガンダムUC」が、何故ここまでに話題を集めているのでしょうか。

古くからOVA中心で展開されるアニメ作品は珍しく無かったのですが、「ガンダムUC」はパッケージ販売のみならず、劇場による先行公開やデジタル配信を手広く展開している事が目立ちます。

そのデジタル配信の中心となるのがPlayStation Storeです。多くの家庭に普及しているPS3及びPSPで再生可能な映像コンテンツは高品質なHD版、手軽なSD版の両方が用意されています。劇場の先行公開と同じタイミングで配信されますのでガンダムファンは「テレビ放送に近いリアルタイム感」を共有することが出来ます。

そして、数多くの作品が生み出されている「ガンダム」シリーズの中でも、本作「ガンダムUC」は初代「機動戦士ガンダム」から連なる直系の物語としてコアなファンから高い支持を得ています。その重厚で濃厚な世界観や物語に相応しい映像や音響を実現するためには、従来のテレビ放送向けの制作スタイルでは物足りないはず、OVA展開で正解だったと感じたファンも多いはずです。

一度「機動戦士ガンダムUC」の丁寧に描かれた映像世界を堪能してしまうと後戻りは苦痛を伴います。本作品はテレビ放送という枠を超え、「映画並みの高品質映像」を実現しています。

この「リアルタイム感」と「高品質」の両方をバランス良く展開したアニメ作品は「機動戦士ガンダムUC」が最初でしょう。シリーズでも最高のパッケージセールスを記録するのは当然だと私は考えています。

さて、PSNで「機動戦士ガンダムUC episode 5」を視聴した人向けに、アバターのプレゼントキャンペーンが開始されています。

私も休日を利用してep5を視聴しました。物語の感想は控えますが、相変わらずの素晴らしい映像に圧倒されます。レンタル期間が終了するまでに今度はソニーの3DHMD「MHZ-T1」で堪能するとしますか。