e3
2012年のE3も無事終了・・・と言う事で、つらつらと感想を緩く書いてみようかと。最初は一つの記事で総括する予定でしたが、長くなりそうなので陣営毎に分割。





Xboxは黄金時代へ突入――マイクロソフトカンファレンス“Xbox E3 2012 Media Briefing”詳報【E3 2012】 - ファミ通.com


私個人としては「Xboxオーナーとして初めてのE3」という事もあってE3のメディアブリーフィングもリアルタイムで興味深く視聴させていただきました。私が今回興味を引いたのは下記のタイトルです。

【独占タイトル】
  • Halo 4
  • Fable: The Journy
  • Gears of War: Judgment
  • Forza Horizon

【 Kinect  タイトル】
  • Nike+ Kinect Traning
  • Wreckateer
  • Dance Central 3

E3 2012におけるMSメディアブリーフィングは現地においてもさほど評価されている訳では無いようです。一部メディアでは冗談半分で「無かったこと」にされているほどです。「ないない」「いやいや」が繰り返されていた次世代Xboxに関する発表が本当になかった事に対する裏返しのようなものでしょうか、コアゲーマー達のキネクトアレルギーでしょうか?

しかし、私は今回のブリーフィングでマイクロソフトの堅実さと、MSだけの「強み」を再確認することが出来ました。マイクロソフト一番の強みって何でしょう?それは、日本企業では無い事・・・要するに「日本市場を無視しても良い」事、もう少し柔らかく書くならば「日本市場に合わせる必要が無い」事なのです。

ホームグラウンドである北米、そして欧州のみをターゲットとした商品戦略やプロモーションに注力できるメリットは計り知れません。日本市場に特化した施策が収束した時期と、北米市場における好調さが目立つようになってきた時期がクロスしてるのは偶然では無いと私は考えています。

そして、「携帯機を考慮しなくても良い」事もMSの強みです。任天堂の3DSは国内でこそ好調に推移しているものの、欧米市場では思ったように台数を増やせていません。SCEは発売されたばかりのVitaが全リージョンにおいて苦戦中で、長期タームのビジネスプランも、PSPやPS3の時代とは明らかに異なることが伝わってきます。「携帯機」を子供の玩具として切り捨てても許されるのもMSの強みです。

また、ファミリー層を獲得したキネクトもSCEや任天堂からは産み出されない商品です。技術云々ではなく「日本の住宅事情を考慮しなくても良い」マイクロソフトだから発売できたのです。

こうやってMSが堅調な理由を挙げていくと、要素の殆どが「日本市場」という特異性を無視できることに繋がってきます。今のMSにとっては日本市場も「英語圏以外」のリージョン扱いなんですよね。若干寂しくもありますが、このあたりは次世代Xboxのローンチでも大きく変わるものでは無いでしょう。

まぁ噂通りの性能ならば次世代Xboxは確実に買いますけどね。

ゲームかなー : E3:陣営別感想「SCEらしいゲームとは・・・」