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アトリエシリーズのモデリング等で名を上げた「フライトユニット」のインタビュー記事が4gamerに掲載されていますのでご紹介。





4Gamer.net ― 同人誌は採用の基準になるが,学校の課題は駄目――3Dモデル制作を専門に請け負うゲーム開発会社フライトユニットの考え方


松本氏:
 だけど,逆にそこがチャンスでもあると思って。資金繰りも含めて,ガストさんと「どうすれば作れるか」を一緒に考えさせて頂いたんです。端的に言うと,「PS3なんだけど,まずはPS2の単価でやる。それでどこまで作れるか」という挑戦でした。そうやってなんとか完成したのが,ロロナだったんです。それがうまくいって……後はもう,トントン拍子でしたね。

4Gamer:
 え,だけど,結局「PS3なんだけど,まずはPS2の単価でやる」という部分は,かなりの無茶であることに変りはないじゃないですか。そこの帳尻はどう合わせたんですか?

松本氏:
 正直な話,今だから笑って言えますけど,当時のウチとガストさんの取引って,実はウチは結構な赤字だったりするんですよ。それこそ,あまり大きな声では言えないくらいの規模の赤字で……。ほんと,会社が潰れるかと(苦笑)。

これは・・・結果オーライゆえのカミングアウトですね(笑)

取引の中で厳しいバジェットや納期が押し付けられるという話はゲーム業界に限った話ではありませんが、松本氏の「会社が潰れるかと」というコメントは冗談ではなかったはずです。

ただ、ガストやフライトユニットは2009年にその苦しい時期を乗り切ったからこそ今があるわけです。あくまでも結果論になりますが、その時期にHDへのシフトを踏み切らなければ、既に停滞しつつあったアトリエブランドは更に先細りしていた事でしょう。

現在10近くのプロジェクトが進行中というフライトユニットの今後に注目したい。しかし、フライトユニットさんの公式サイトは色々な意味で衝撃的だったり。

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