私も含め、次世代コンソールが「最後の家庭用ゲーム機」と考えている人も多そうです。それだけにフルHD（1920×1080）で60フレームを易々と実現する性能はいわば「必須条件」で、それ以下は論外です。ある程度のラインが決まっている以上、次世代機に関しては純粋な性能よりも「機能」に注目したい。
私が「次世代機に搭載されたら嬉しい」と思う機能をつらつらと。
- クロスオンライン（次世代PSとXbox間でのマルチプレイ）
- 字幕のオーバレイ翻訳（ゲーム内字幕やインタフェイスを機械翻訳）
- ゲームのマウス＋キーボード操作（ハード側でキーアサイン可能に）
- メディアベースの後方互換性
- ディスク不要のフルインストール
- Vitaリモートプレイ
- Vitaコントローラ機能
- プレイ中断機能（ハイバーネーション対応）
- プレイ動画保存機能（編集可能な動画形式）
- 別アカウントへのセーブデータ移動
Vita関連を除き、多くは次世代Xboxも含めた内容です。現世代機でも一部実現されている機能もありますが、あくまでも「ハード標準の機能」として搭載して欲しい。要するにソフト開発側が意識しなくても使える機能でなければ意味がありません。
gamescomでアピールしていたPS3とVitaの連動機能等も、結局は「ソフト側の対応」待ちになりますから、ファースト以外の対応が後手、ぶっちゃけ「相手にされない」のも仕方ありません。次世代機ではマルチプラットフォーム開発が標準になるでしょうから、「ソフト側が配慮しなければいけない」機能の大半は殆ど価値が無いものになるでしょう。
ロンチ段階のPS3マルチタイトルで出来が芳しくないものが多かったのは、「PS3が専用開発を前提として開発されていたから」と言われていますし、更なる次世代機は「サードのマルチ開発」を前提としたハード設計が行われているはずです。そうなると金を持っているMSがDLC独占とかで差を付けやすくなるんだよなぁ。もう慣れたけど。
E3以降、次世代PS/Xboxに関するコメントが増えました。「とある情報提供者」的なリーク情報や噂は以前から定期的にネットを賑わしているものの、ここ最近はゲーム業界で中核的な仕事をしているVIPクラスが次世代ゲーム機の存在を「認める」発言も少なくありません。
勿論、現時点でSCEやMSが存在を公的に認めることはありませんが、業界は「停滞」を嫌い、次のステップへ進むことを望んでいるようです。
