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2012年8月2日に発売された後、MMORPGとしては驚異的な売上を記録したことで話題となった「ドラゴンクエスト10」の特徴的なサーバ構築技術がCEDECで公開されていますのでご紹介。





【CEDEC2012】シリーズ初のオンラインゲーム「ドラゴンクエストX」の舞台裏。


 「ドラゴンクエストX」では「違うワールドにいる友だちと一緒に遊べる」というコンセプトがあり、データベースが全てのワールドで共通となっている。しかしこれは分散して処理を行なうトレンドとは真逆の手法である。このコンセプトを聞いたとき、森山氏は思わず「本気ですか?」と聞き直したそうだ。ここから、「ドラゴンクエストX」データベースへの森山氏の取り組みが始まった。

個人的には「ドラゴンクエスト10」で一番評価したいポイントが「ワールド移動」を可能にしたサーバ運用です。私自身ガッツリと遊んだMMORPGは「FF11」ぐらいという事もあり、「ドラクエ10」のサーバに関しても「今時のMMORPGはこれぐらい当然なのかな?」と思っていたのですが、調べてみるとかなり珍しい運用方法とのこと。

初期のFF11はワールド移動すらままならず、暫く経ってからようやくワールド移動(しかも決められたワールドのみ)が期間限定で実施されるという厳しいものでした。今ではある程度自由に出来るようですが、リアルマネーが必要なようですね。

それを考えるとドラクエ10の実現した「オンライン世界」の素晴らしさが理解出来るというものです。

しかし、「友達と一緒に遊びたい」というコンセプトが自然で真っ当であるにも関わらず、今まで目立った実現例が現れなかったのはレポートにも記載されているとおり「ひたすら面倒」だから。この素晴らしい機能が他MMORPGでも採用されるようになる為には、今後「ドラゴンクエスト10」がMMORPGとして一通り以上の成功を収める必要があるでしょう。

まぁ、FF11に限るならワールド移動は100%「ポジティブ」ではなかったと記憶しています。LS等の人間関係や、ルール等で色々と問題を起こした人が「新天地」を求めて移動していたものという印象すらあります。しかし、「ドラゴンクエスト10」の場合はサーバが共通しているわけですから「新天地」はありません。

「ドラクエ10」もロンチから3週間が経過し、既に色々な問題行動を起こしたユーザがネットを賑わすことも珍しくなくなりましたが、ユーザ名が割れてしまったプレイヤーにとっては「逃げ場が無い」のです。僧侶「ゲームかなー」君も逃げ場は無いのです(笑)