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少し古い情報ですが、2012年8月31日に開催されたトークイベントに出席したSCE創業メンバーによるPS成功秘話が興味深いのでご紹介。





初代プレイステーションを救ったのは『バーチャファイター』!? SCE創業メンバーたちがその成功の背景を語った - ファミ通.com


 一般的には『ファイナルファンタジー』の参入が大成功への決定打とされているが、それは「このハードで作りたいと思わせた」(赤川氏)ことの結果にすぎない。

色々と懐かしくも興味深いエピソードが語られていますが、個人的に一番関心を持ったのはこの一文。

何故なら「このハードで作りたい」は、現在のSCEが最もプッシュしている最新ゲーム機「PS Vita」について語る際にも頻繁に取り上げられるキーワードだからです。このことからもPS VitaはPS→PS2の流れではなく、初代PSをゼロから立ち上げた流れを踏襲しようとしていることが伺えます。

これは日本以外でPSPの市場は立ち上がらなかった事も大きいのでしょう。UMDという物理的なメディアに縛られることなく自由な発想で設計したスマートなゲーム機として「PS Vita」は産み出されました。

確かにクリエイターに「このハードで作りたい」と感じさせるであろう、色々な可能性を秘めたハードである事は所有してみると判りますが、実際に「GO」を出すのはクリエイターではありません。諸々の要素が重なり、現在のPS Vitaは苦しい状況にあるとされています。

このあたりの判断が正しかったのかどうか?は2年後のE3やgamescomやTGSでSCEがどれだけVitaのタイトルを押しだしてくるのか、それとも次世代PSに注力してしまうのかで判断できると考えています。