iwaついに北米でWii Uが華々しくデビューしました。そして、今まで表に出てこなかった情報が一気に噴出してきましたのでご紹介。







Report: Wii U Cracked Open, System Memory and Speed Revealed
Wii U自慢のメモリはサムスン製で最大速度は「17GB/秒」との事です。参考として、同じくメモリ混在のXbox360が「22.4/秒」で、ビデオメモリ分離のPS3が「25.6/秒(メインメモリ)」「22.4/秒(ビデオメモリ)」との事ですので、スピードよりも容量重視でコストの調整を図っているようです。

余談ですが、PS Vitaもビデオメモリ分離ですし、SCEは次世代機でも分離してくるのでしょうかね。混在のほうが色々と使い勝手が良いというのは現世代機の開発に関するデベロッパ等のコメントからも明らかですし、容量以外の面でも注目したい。


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Wii Uゲームパッド内のバッテリスペースが一目瞭然にスッカスカです。そして、ゲームパッドに採用されているバッテリ容量1500mAhが話題になっています。ゲームパッドの重量やコストを考慮してのものでしょうねぇ、500gという重量を実現するために相当に苦労したみたいですから。まぁバッテリは自由に交換出来るとの事なので、今後大容量バッテリが発売されたら5~6時間ぐらいは使用出来るようになるんじゃないかな。その分重くなるでしょうが、そのあたりはユーザの選択という事で。


先頭のユーザーには米国任天堂社長が手渡し、Wii U北米発売を迎える | RBB TODAY
任天堂は発売初日にファームウェアのアップデートを実施。これを適用することで、オンラインプレイ、ニンテンドーeShop、Wiiとの後方互換性などの機能が追加されます。

ネットワークに接続できない人はWiiタイトルを遊ぶことが出来ないという事でしょうかね?携帯機のように持ち運ぶものではありませんし、任天堂のことですからネットワークに接続できないユーザへの対応も考えているはず・・・です。

First Wii U brick reported: Do not shutdown during firmware update | GamingVogue | Video Game News, Reviews, Features, Guides
そしてファームウェアのアップデートサイズは「5GB」との事。「Wii Uベーシックセット」は8GB、「Wii Uプレミアムセット」でも32GBしか内蔵フラッシュの容量はありませんので、「普通に使いたい」なら外付けHDDは必要っぽいですねぇ。最初から判っていた話ですが。




発売される迄は管理された情報のみが公開されていましたが、一旦ユーザの手に渡ってしまえば丸裸にされてしまいます。初日に色々とネガティブな情報が噴出したのも今までの反動でしょう。また、メモリだけではなく、CPUに関しても現行HD機から見劣りするという情報もありますね。CPUに関してはコーテクあたりが明言していますので間違いない事なのでしょう。

色々と明らかになったWii Uの「真スペック」を見ていると、「スーパーファミコン」に近い印象を受けています。まさにキャッチどおり「スーパーなWii」という奴です。独自世代の「Wii」を「スーパー」にしたのが「Wii U」であり、PS3やXbox360と比較すること自体がナンセンスなのでしょう。

その「スーパーファミコン」もリッチなグラフィックのゲームが多数発売されましたが、アクションゲーム等でパワー不足が目立つことが多々ありました。ゲーム機としてのバランスはメガドライブやPCエンジンの方が上だと感じています。そのあたりも踏襲するのかもですね。

結局のところ、これら新情報?の全ては「コスト」が影響しています。最新の技術でスマートに設計しても本体のみで20000円は厳しいと思いますし、Wii Uゲームパッド単体の価格からWii U本体の適正な販売価格は35000円程度だと考えています。この計算だとベーシックパックで1万円の逆ざやですか。

そういった厳しいコスト意識の中でWii Uのスペックは決定されています。任天堂はWii Uに「HD機として最低限の性能」を用意する事で現行PS3/Xbox360用に発売されているタイトルを少しでも呼び込むことが出来れば・・・といった思惑もあるのでしょう。一方、独占タイトルならば余裕があるメモリを有効に活用してリッチなグラフィックを実現できるはずです。他機種と比較されることもありませんしね。

しかし、それはあくまでもWii U専用に調整されたタイトルが主流になることを前提とした話です。現実のロンチタイトルにはサードの移植作品がずらりと並びました。

現時点では海外アナリストたちもサードパーティがWii Uに対して「消極的」だという事を指摘していますし、UBIにしても「ゾンビU」1本で様子見をしています。これから半年後が勝負だとも言われていますね。我々も、国内外のWii Uの動向を見守りながら、SCEやMSの更なる次世代機に心躍らせることにしましょう。

とりあえず、私はAmazonの予約をキャンセルする事に決めました。プレイする時間も無いのにロンチに飛びつく必要は無いですよね。


最後に分解動画をどうぞ。


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